今年の分科会は8つのカテゴリーをおき、14のテーマにわかれています。それぞれのテーマごとに2日間にわたって実践報告や議論を展開していきます。また、カテゴリーごとに全体会や基調講演の企画もしています。
分科会タイムテーブル
A 多様な居場所をつなぐ
いろいろな意味を込めて用いられる「居場所」について、その多様性を認め合いながら、その意義と課題をさぐります。
分科会A-1 支援者の想い/若者のニーズ
セッションⅠ 実践報告
セッションⅡ ワークショップ
居場所づくりへの思いと当事者の期待、それぞれの立場を超えた対話から探ります
セッションⅢ パネルトーク
居場所に関わるすべての人たちの願いや希望を共有します
分科会A-2 居場所で出会うジレンマ
セッションⅠ 実践報告
セッションⅡ ワークショップ
「こうできたらいいな」と「実際はこんな状況…」の両方をだしあって、ギャップを埋めるための知恵を探ります
セッションⅢ パネルトーク
居場所の「いま」と「これから」をつなげていくためにできることを考えていきます
B 住まい・生活を視点として
ひきこもり・生活困窮者等の課題を、「家庭の支援」「一歩踏み出す住まいの支援」の両側面から考えます。
シンポジウム
■シンポジスト
湯浅誠さん(社会活動家・法政大学/東京)
谷口仁史さん(NPO法人ステューデントサポートフェイス/佐賀)
川北稔さん(愛知教育大学/愛知)
分科会B-3 ひきこもる家庭への支援
分科会B-4 支援の場として「住まい」を考える
C ともにはたらく
職場と若者がともに「より良いはたらき方」を模索する実践から課題を共有し、その解決策を探ります。
基調講演 ともにはたらく
駒宮博男(NPO法人地域再生機構/岐阜)
分科会C-5 「しごと」づくり
分科会C-6 ともにはたらく職場へ
D 生き心地のよい多世代共生を育む地域づくり
「暮らし・学び・働き」を結んで、若者が成長する地域づくりの実践とそれを通じた政策づくりを展望します。
基調講演 誰もが排除されない当事者主体の仕事づくり・地域づくり
向谷地生良(社会福祉法人浦河べてるの家/北海道)
分科会D-7 地域の課題を仕事にする若者の働き方・暮らし方
分科会D-8 若者の学びと育ちを支える、地域と政策づくりの展望
E 官民でひらく若者支援
若者をとりまく問題が政策課題となってようやく10年。草の根で担ってきた民間と自治体・国の施策の協同実践を検証します。
シンポジウム 官民でひらく若者支援
■シンポジスト
宮本みち子さん(放送大学/千葉)
保坂展人さん(世田谷区長/東京)
■コーディネーター
佐藤洋作さん(NPO法人文化学習協同ネットワーク/東京)
分科会E-9 自治体若者政策
分科会E-10 若者自立挑戦プランから13年、若者施策の現場での展開
F 若者支援と発達障害・精神障害
発達障害や精神障害をもつ若者たちを包摂する協同実践はどうあるべきか、各地での取り組みを交えて考えます。
基調講演
山本耕平さん(立命館大学)
分科会F-11 支援現場で出会う若者たちが持つ「特性」をどう理解するか
分科会F-12 様々な特性を持つ若者たちの「次の一歩」をどう支えるか
G 不登校・フリースクールをめぐる行政と民間の連携
昨年12月に成立した「教育機会確保法」や「不登校に関する調査研究協力者会議」「フリースクール等に関する検討会議」などの有識者会議の答申、その他の施策を議論のきっかけにし、より良い不登校支援の在り方をともに考えていきたいと思っています。行政との連携によって民間団体の活動を活性化させ、より多くの支援を求める人に届けていくことはもちろん、民間の親の会やフリースクール等の場で培ってきた実践や知見を行政とも共有することにより、不登校の子どもやその家族が求める支援の在り方が地域・社会に広がっていくことを願い、基調報告と実践レポート、参加者同士の意見交換の時間を用意して、皆様のご参加をお待ちしています。
基調報告
古庄健さん(登校拒否・不登校問題全国連絡会/大阪)
奥地圭子(東京シューレ/東京)
文部科学省より(予定)
分科会G-13 フリースクール・親の会と地域・行政のパートナーシップの構築に向けて
H「若者の性」と支援の課題
分科会H-14 語られなかった性の課題にともに向き合う
「性」は若者にとって切実な課題でありつつも、支援の現場ではなかなか取り上げられづらいといった側面があります。それゆえ、悩みを表に出せず抱え込んでしまったり、支援者の側も属人的な対応を余儀なくされるといった傾向がみられます。多様な論点が想定しうる「若者の性」における支援の実践課題ですが、本分科会では「性差・性規範」「性の多様性」という2つの軸に絞り、以下のタイムスケジュールに即して検討を行います。