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日本の隣国、韓国では、日本同様若者の生きづらさが広がっていますが、そんな若者たちへの支援活動もさまざまに展開されています。

日本では、どちらかというと既存社会への適応を迫るような「支援」が主流になりがちなのに対し、韓国ではその枠組みには収まらないさまざまな活動が展開されています。しかも、それら取り組みが公的な支援活動の枠組みとして位置付けられ、若者たちの活動が公的な権利として保障されています。

こうした韓国の取り組みと、日本の若者支援の実情とを対比しながら、今後の若者支援の方向性を考えていきたいと思います。

今回は、韓国で若者支援の取り組みを行なっている「ソウル市青年活動支援センター」所長のキ・ヒョンジュさんをお招きし、交流・検討したいと思います。

 

開催概要

日 時》 2019年11月2日(土)13~17時
場 所》 立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム [ MAP ]
*駐車場が少ないですので公共交通機関をご利用ください。
参加費》 1,000円(資料代)


ゲスト》 キ・ヒョンジュさん(ソウル市青年活動支援センター所長)

ソウル市冠岳区新林総合社会福祉館(民間団体)でソーシャルワーカーとして地域福祉の実践に取り組む。その後、社会サービス政策研究院研究員(社会福祉、保健分野)、国会保健福祉委員会政策補佐役を通して政策づくりにも従事。
その後ソウル市福祉財団福祉共同体チーム総括(まち福祉、青年活動分野)として、福祉としてのまちづくりのあり方を追求してきた。2016年より現職。

主な著書(共著含む)に「まち志向福祉館の役割強化の方案研究」「まちが好き、人が好き 」 「青年垣根、芽だし」等がある。



青年活動支援センターとは》 

ソウル市青年活動支援センターは、「青年手当」という支援を受ける若者たちと関わる業務を行なっています。
ソウルで若者が就職するためには、PCや語学関連の学校に通い試験に準備するといったかたちで多くの費用が必要となります。費用を積んでも積んでも終わりがないという意味で、そういった就職準備にお金を積んでいくことを「万里の長城スペック」と言われています。

ある調査では、大学を卒業してから就職に向けた平均準備期間は19ヵ月だという結果が出ています。その期間に若者たちは、疲弊しメンタル不全に陥る場合もあります。

ソウル市青年活動支援センターは単なる就職準備のための場ではなく、何をしたら良いのか分からない若者も対象とし活動をサポートしています。
青年手当は、単なる手当を与えるということではなく自由時間を確保するための手段として位置づけられており、センターで相談や活動のサポートができる体制がとられています。若者に、自分が地域に根ざしているのだという安全感・安心感を感じてもらうことを目指し、各地域にアウトリーチしたり、各地域拠点(地域の若者コミュニティとのコワーキングスペース)を設けています。     

 

お申し込み

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