お知らせ

2016/03/03 大会速報の公開について
2016/03/01 第11回大会は終了致しました。多くの方にご参加頂き、ありがとうございました。
2016/02/13 2月13日以降の参加申し込みについて

御協力ありがとうございました

第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会は、2月27・28日に福島市にて全国36都道府県、538名の参加のもと、無事終了を迎えました。ご参加・ご協力ありがとうございました。
今回の大会では、全国各地の若手支援者が、自分自身の言葉で語り合うということを重視した新しい形のシンポジウムを取り入れ、参加者アンケートからも、若者の協同のあり方に関して高い評価をいただきました。この動きを起点として、若手支援者が団体間・都道府県を越えて、語り会える場を作っていこうと動き始めています。
これから、福島から東京へバトンを渡し、若者が地域の主体となるさらなる取り組みを進めていきます。東京大会へのご参加・ご協力どうぞよろしくお願いいたします。


  シンポジウム

テーマ別実践交流会

プレワークショップ


主催 若者支援全国協同連絡会・現地実行委員会

現地事務局 (NPO法人ビーンズふくしま内)

住所:960-8066 福島県福島市矢剣町22-5
Tel/Fax: 024-563-6255
Mail:fukushima_e-mail

全国事務局 (NPO法人コミュニティワーク研究実践センター 月形事業所内)

住所:061-0051 北海道樺戸郡月形町字本町8番地
Tel:080-4049-0615
※ 大変恐れ入りますが、他業務中はお電話を頂いてもすぐに電話に出られない場合があります。事務局から折り返しご連絡差し上げますので、留守番電話にメッセージを残して下されば幸いです。
Fax:0126-35-5414
Mail:info_e-mail

【実

福島大会速報ページ

第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会 in ふくしま 速報

実践交流会開催期間中、速報として会場のようすをまとめました。

速報第1号 PDFファイル(7MB)
Microsoft Word - 速報第1号(印刷).docxMicrosoft Word - 速報第1号(印刷).docx

速報第2号 PDFファイル(52MB)
Microsoft Word - 速報第2号.docxMicrosoft Word - 速報第2号.docxMicrosoft Word - 速報第2号.docxMicrosoft Word - 速報第2号.docx

速報第3号 PDFファイル(38MB)
Microsoft Word - 速報第3号.docxMicrosoft Word - 速報第3号.docxMicrosoft Word - 速報第3号.docxMicrosoft Word - 速報第3号.docx

福島大会要旨

第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会 in ふくしま

実践交流会チラシ
実践交流会チラシ_2

Adobe_PDF_file_icon_32x32大会チラシダウンロード(PDF形式 700KB)
Adobe_PDF_file_icon_32x32実施要項印刷用ダウンロード(PDF形式 152KB)

大会スローガン

「支援と協同の架け橋  〜若者が未来を語れる明日へ」

大会趣旨 (私たちが設定する「知る・学ぶ・議論する」場とは?)

私たちは、ひきこもりをはじめとする若者支援に関わる現場の人々が、学びあい議論することを通して、実践・運動を育んでいくために、全国各地で実践交流会を開催してきました。
そのなかで、若者の背景に存在するさまざまな課題(教育・医療・家族・就労・貧困などが複合化していること)を確認し、それは若者個人の課題ではなく、社会そのものが若者にとって生きづらいものになってしまっていることを明らかにしてきました。そこで、彼らを「困難を抱える若者」から「不利な状況にある若者」へと捉えなおし、今、若者がおかれている社会の状況に焦点をあて、生きづらさがうまれる社会を変える取り組みをよりいっそう広げていく必要があると考えました。
また、ひきこもりをはじめとする若者支援に取り組む現場では、単年度予算の補助金が多い現状や度重なる法改正が生じ、見通しのもてる安定した実践をすすめていくことが難しくなっています。さらに、これまで「若者」に関わる教育・医療・家族・就労・貧困といった課題は、政策的にも分断されており、それぞれの現場の実践者が同じテーブルで議論することが難しい現状にありました。
本来の社会をつくっていく取り組みはいったい何なのか、若者が自らの暮らしをつくっていく取り組みとは何なのかをさまざまな立場・分野を越えて議論していく必要があります。若者が、自らの人生・生き方そのものの主人公となれるような取り組みを通して、現実を共有し議論していく場づくりを目指していきます。

大会目的

(1)各支援現場の取り組みを再考する
-若者個々人に向き合い、支援者をつなぐ支縁(縁を支える)の環境づくりを目指して-

若者を支援する様々な現場では、制度が整いつつあるものの、単年度予算の事業が多いこと・人手不足といった多くの課題を抱えています。様々な支援現場が、支援する若者・現場・制度の垣根を越えて、同じテーブルで議論しあえる環境づくり・関係づくりを目指していきます。

(2)社会に対する学び、視点の獲得   -協同で社会を創る実践者として-

若者がおかれている不利な状況、社会そのものの仕組みを捉え、どう社会に参加していくのかを考えていく必要があります。そのためには、「支援―被支援」の関係性から、ともに社会に参加する一員として、さらには協同で社会を創る実践者として、共通の地域・社会課題と向き合うことを進めなければなりません。支援者や当事者、さまざまな立場の人が「共に未来を語るつながり」を目指した実践とは何なのか?全国各地の取り組みから学び、深めていきます。

開催日

2016年2月27日(土)~28日(日)

開催場所

桜の聖母短期大学 (福島市)
〒960-8112 福島県福島市花園町3-6
会場地図

会場までのアクセス方法

福島駅「東口」の改札を出て、市内循環バス乗り場へ。
(新幹線の改札が西口側にありますので、お間違いのないようご注意ください)
福島駅から市内循環バス(1コースまたは2コース)に乗車(所要時間:約15分)
「福島駅東口」→「桜の聖母短期大学」で下車、徒歩1分
運賃:100円
時刻表はこちら(祝休日用)

開催内容

(1)シンポジウム

「支援と協同の架け橋  〜若者が未来を語れる明日へ~」

今回は、現場で模索の渦中にある若手支援者から、日々の実践の中で直面している課題やジレンマ、そしてそれを乗り越えていく方向性などについて語ってもらい、「若者支援協同実践」の未来を皆で考えていきたいと思います。
若手支援者は、「支援者」であると同時に、「生きづらさ」が広がる社会の真っ只中で模索しながら生きる「若者」当事者でもあります。また、実際に支援を受けていた若者が支援者になっていくという場合もあります。支援者と若者との間で築かれがちな「支援―被支援」の関係を超え、ともに地域・社会を創り出していくような実践(協同実践)こそが、今求められているのではないでしょうか?
「未来は若者のなかにこそ宿る」という信念を携えながら、それを支える協同実践の在り方をみなさんとともに考え、共有しあえる機会になればと思います。

コーディネーター:南出吉祥(岐阜大学)
シンポジスト:小林直輝さん(NPO法人ビーンズふくしま)、古豊慶彦さん(不登校・ひきこもり情報誌「今日も私は生きてます。」編集部)、松村幸裕子さん(NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝)、島村恒平さん(あいとうふくしモール)

(2)テーマ別実践交流会

テーマ別実践交流会①「居場所の入口問題 : 居場所をどうつくり、増やし、それを若者たちに届けていくか?」

ひきこもり支援においては、①訪問支援、②居場所提供、③就労支援 が定番メニューとなってきました。順番としては、②居場所から始まった支援は、そこに自力でたどりつけない若者たち(入口問題)を発見したことで①訪問支援をスタートさせ、またそこに滞留する若者たち(出口問題)を発見したことで③就労支援を本格化させていきました。とはいえ、これらの枠組だけでは対処しきれないというのが実情です。このテーマ別では、上記の入口問題に照準し、孤立する若者たちをうけいれる居場所をどうつくり、増やし、それらを当の若者たちに手渡していくか、という喫緊の課題について、各地の実践をもとに、皆さんとともに考えていきたいと思います。

テーマ別実践交流会②「居場所の出口問題:居場所感覚を押し広げ、社会参加の拠点となる、居場所のありかたについて」

そこが安全で安定しており、参加者が安心できるということは、居場所の第一条件です。同時に、若者の協同実践の場として居場所を想定するなら、そこがどのように社会参加の拠点となりうるのかを考え、実践していくことが求められます。若者たちを居場所から外部の社会へとどう接続していくかという課題(居場所の出口問題)です。もちろん、居場所とは、既に/常にひとつの社会です。ですからそれは「若者たちが生き、活動し、躍動する“社会”をどのように外部へと拡張していくのか」とも言い換えられるでしょう。このテーマ別では、多様な関係性へと開かれ、よりひろい社会への参加拠点となるような居場所をいかに構想できるかを、みなさんとともに考えたいと思います。

テーマ別実践交流会③「仕事体験から就労へ~企業連携と協働の未来展開を一緒に考える~」

非正規就労者の過半数が若者に集中する現在、貧困は子どもも巻き込んで「未来を夢みること」を許さない社会が拡大しています。子ども・若者の未来を閉ざすことは、社会全体の未来を閉ざすことであり、危機感をもつ人も多いのではないでしょうか。
本テーマ別では、不利な状況におかれている若者が、どんな職業・職種・職場を「自分で選択でき、継続的に、幸せに働き、生きられるのか」を考えられる土壌づくりについて考えます。
自社に若者を受け入れる企業側は、「仕事体験をした若者や採用した新人が社内チームの一員・良き働き手として育成できるのか?」という知恵をしぼっていただき、支援者側は仲介者としての役割を考えます。「仕事体験」をひとつの例とし、企業と支援者を、「働く=生きる(career)」を一緒に創る協働者として捉え、お互いにWin-Winである継続的な関係の築き方について模索し、アイディア出しにチャレンジします。

テーマ別実践交流会④「仕事づくりへの挑戦」

みなさんは、「仕事への一歩」と聞くとどのような実践をイメージしますか。就労へむけてのモラルやマナー、職業体験、技術習得、適正判断といった職業訓練、または企業へのマッチング等の「適応中心実践」を想像されるかもしれません。若者たちが、仕事への一歩を踏み出すとき、適応だけを求める「支援者優位の見せかけの就労支援」ではなく、若者たちが仕事の経験値を貯め、主体的に力を発揮することが出来る、ともに働き、ともに生きる(活きる)場を創造することが必要ではないでしょうか。テーマ別実践交流会④では、「仕事づくり」という協同的な実践から「支援者―被支援者」という二分法ではない関係づくりや「これは、自分の地域でもできるかも!!」という夢をともに語り合いたいと思います。

テーマ別実践交流会⑤「ひきこもる家庭への支援」

ひきこもり支援の現場では、社会的孤立の観点からひきこもっていること自体を問題視する傾向があります。支援者や家族の多くは、家庭から一歩を踏み出させることにとらわれてしまうことも少なくありません。「ひきこもっている状態はよくないもので、それは防がないといけない」という考え方は、支援者や家族、ひきこもる若者自身を追い込んでしまうものではないでしょうか?
本テーマ別実践交流会では、ひきこもり状態も成長発達の一プロセスと捉え、ひきこもっている住まい・家庭にスポットをあて、家族との生活を通しての関係の持ち方、ひきこもっているときの有意義な過ごし方を探るなかで、ひきこもり状態としての1歩を考えていきます。

テーマ別実践交流会⑥「生活支援のあり方を探る」

貧困家庭や若年ホームレス状態にある若者に対しては、単に就労支援には留まらない継続的な支援が必要であると考えられます。その一つのあり方として、生活の学び直しを含めた生活支援のあり方が問われ始めています。政策的には「生活困窮者自立支援制度」が対応していますが、人材的にも制度スキーム的にも若者への対応は遅れていると言わざるをえません。
この分科会では、生活困窮支援における若者世代への対応について、全国の実践事例を通して検討し、不利な状況に立たされている若者への生活支援のあり方を探っていくこととします。

テーマ別実践交流会⑦「若者が参加する地域づくり」

かつては人々の暮らしの基盤であった地域社会が大きく様変わりしているなかで、若者と地域の関わり方も変化してきました。若者にとって地域とは何だったのか、それがどのように変化して、ひきこもりをはじめ若者にどんな影響を与えているのか。また、これからの若者と地域の関係性を考えるなかで、今、どんな取り組みが生まれ実践されているのか、どんな課題があり、その先にどんな地域社会を若者が創造できるのか、その可能性を探ります。

テーマ別実践交流会⑧「若者支援と発達障害・精神障害」

若者支援を進める現場では、つねに「発達障害」「精神障害」の問題と向き合います。しかし、必ずしもこうした分野の「専門家」ではない支援者(ワーカー)は、自分たちの役割や支援のあり方について日々悩みを抱えています。本分科会では、医師や臨床心理士、精神保健福祉士といった専門家ではない支援者(ワーカー)が、「発達障害」「精神障害」のある若者とどう向き合えばよいのか、また専門家や専門機関とどのような連携や役割分担をしていければよいのかについて、実践報告を交えて、参加者と一緒に考えていければと思っています。また、福島の現場からは、震災等の社会の危機とともに深刻化する
発達障害者や精神障害者の暮らし・日常活動について報告して頂き、若者支援者がどう向き合うのかを考える機会とします。

(3)その他の企画

特別分科会①「多様な学びの機会を実現するために」

今日、フリースクールの法制化をめぐる論議が活発化しています。上程されようとしている「義務教育の段階に相当する普通教育の機会の確保に関する法律案」には、不登校の子どもたちの学習を支えるものと期待する声がある一方、子どもや親に就学義務を脅迫するものではないかという不安も広がっています。「多様な」という文言が消えているのも気にかかります。本分科会では、1日目はこの法案の本質とは何かを学ぶための学習会を行ないます。そして2日目にその賛否についてパネルディスカッションを行い、さらには、これからの運動の進め方について意見交換を行います。

特別分科会②「震災と若者支援」

東日本大震災がもたらした被害は甚大で、復興いまだ半ばという状況です。他方で既存の社会の仕組みが通用しづらいこともあり、若者たちが試行錯誤と挑戦を繰り返すなかで、地域づくりの主体へと育っている様子も散見されます。こうした被災地の状況および若者たちの姿は、明日が見通しづらい社会状況下で生きる若者たち全般にも通じるところがあります。この分科会では、被災地における子ども・若者の状況および支援の事例をもとに、これからの若者支援のあり方について学び、深めていきたいと思います。

特別分科会③「家族交流会」

ひきこもりの若者の『その人らしさ』を大切にした多様な自立をサポートしていくために、家族同士が集まって、想いを語り合いながら、家族としてできることを一緒に考えていきましょう。今回は、ひきこもりの当事者がひきこもっていた経験や知識・知恵を参加者の皆さんに伝えて、対話しながらお互いに学び合う「ひきこもり大学」も開催する予定です。家族の皆さんが元気を持って帰ることができる交流会としたいと思っています。

ワークショップ①「新しい暮らし方・働き方」

いまやりたい仕事はありますか。見つからないとしたら、それは用意された選択肢から選ぼうとしているからかもしれません。好きなことを仕事にして月15万円稼ぐのは大変そうですが、月3万円だったらどうでしょう。なんだかやれそうな気がしてきませんか。ならば、月3万円の仕事を5つ作ってみるというのはどうでしょうか。みんなが取るに足らないと思っている小さな仕事を、仲間と力を合わせてかき集め、たのしく働く。仕事の作戦会議です。

ワークショップ②「わたし・若者・ワクワクラボ『生きる』を創り出す『たのしい』こと~その価値と可能性~」

いつの間にか「やらなきゃいけないこと」に追い詰められ、見えない社会からの自己責任の重圧で人生や活動に疲弊している―こんな生きづらさや孤独感を、多くの人が当事者として経験しているのではないでしょうか。私たちは、どうやったら生きる希望を失わずに、「本当にやりたいこと」をしていけるでしょうか。この会では、様々な表現(アート、食、パフォーマンス、スポーツ等)を通して交流します。心身を動かしたり、実験したり、共有したりしながら、自分の「たのしい/生きたい生き方」や、それを支える仲間/社会づくりについて探り、話し合います。当事者、支援者、一般の人誰でも参加歓迎です。合言葉は「やりたいことやっちゃえ~まるくなって話しましょう~仲間とレッツゴー!」

参加対象者

若者支援に関わる皆様(教育・福祉・就労・生活困窮・居場所作り)
若者とともに活動される皆様(まちづくり・地域おこし)
若手育成を考えている企業の皆様

※参加想定:700〜1,000名

大会スケジュール

1日目

11:30     開場・受付開始
12:30~15:00 開会あいさつ・基調報告
福島メッセージ・シンポジウム
15:30~18:00 テーマ別実践交流会・特別分科会・ワークショップ
19:00~21:00 懇親会

2日目

09:00~11:30 テーマ別実践交流会・特別分科会・ワークショップ
11:30~12:30 昼休憩
12:30~15:00 テーマ別実践交流会・特別分科会・ワークショップ
15:20~16:30 全体会

参加費

一般:3000円
学生・当事者:1000円

懇親会について

日時:2016年2月27日(土)19:00〜
場所:ホテル福島グリーンパレス
会費:4,500円

参加申込について

申し込みの受付は終了いたしました。

主催

若者支援全国協同連絡会・現地実行委員会

問い合わせ・連絡先

現地事務局 (NPO法人ビーンズふくしま内)

住所:960-8066 福島県福島市矢剣町22-5
Tel/Fax: 024-563-6255
Mail:fukushima_e-mail

全国事務局 (NPO法人コミュニティワーク研究実践センター 月形事業所内)

住所:061-0051 北海道樺戸郡月形町字本町8番地
Tel:080-4049-0615
※ 大変恐れ入りますが、他業務中はお電話を頂いてもすぐに電話に出られない場合があります。事務局から折り返しご連絡差し上げますので、留守番電話にメッセージを残して下されば幸いです。
Fax:0126-35-5414
Mail:info_e-mail

ふくしま大会シンポジウム

「支援と協同の架け橋  〜若者が未来を語れる明日へ~」

今回は、現場で模索の渦中にある若手支援者から、日々の実践の中で直面している課題やジレンマ、そしてそれを乗り越えていく方向性などについて語ってもらい、「若者支援協同実践」の未来を皆で考えていきたいと思います。
若手支援者は、「支援者」であると同時に、「生きづらさ」が広がる社会の真っ只中で模索しながら生きる「若者」当事者でもあります。また、実際に支援を受 けていた若者が支援者になっていくという場合もあります。支援者と若者との間で築かれがちな「支援―被支援」の関係を超え、ともに地域・社会を創り出して いくような実践(協同実践)こそが、今求められているのではないでしょうか?
「未来は若者のなかにこそ宿る」という信念を携えながら、それを支える協同実践の在り方をみなさんとともに考え、共有しあえる機会になればと思います。

コーディネーター

南出吉祥(岐阜大学)

シンポジスト

小林直輝さん(NPO法人ビーンズふくしま)
古豊慶彦さん(不登校・ひきこもり情報誌「今日も私は生きてます。」編集部)
松村幸裕子さん(NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝)
島村恒平さん(あいとうふくしモール)

ふくしま大会テーマ別実践交流会

「第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会inふくしま」では、参加者が13の分科会に分かれて意見交換・交流を図りました。

テーマ別実践交流会①「居場所の入口問題 : 居場所をどうつくり、増やし、それを若者たちに届けていくか?」

ひきこもり支援においては、①訪問支援、②居場所提供、③就労支援 が定番メニューとなってきました。順番としては、②居場所から始まった支援は、そこに自力でたどりつけない若者たち(入口問題)を発見したことで①訪問支援をスタートさせ、またそこに滞留する若者たち(出口問題)を発見したことで③就労支援を本格化させていきました。とはいえ、これらの枠組だけでは対処しきれないというのが実情です。このテーマ別では、上記の入口問題に照準し、孤立する若者たちをうけいれる居場所をどうつくり、増やし、それらを当の若者たちに手渡していくか、という喫緊の課題について、各地の実践をもとに、皆さんとともに考えていきたいと思います。

テーマ別実践交流会②「居場所の出口問題:居場所感覚を押し広げ、社会参加の拠点となる、居場所のありかたについて」

そこが安全で安定しており、参加者が安心できるということは、居場所の第一条件です。同時に、若者の協同実践の場として居場所を想定するなら、そこがどのように社会参加の拠点となりうるのかを考え、実践していくことが求められます。若者たちを居場所から外部の社会へとどう接続していくかという課題(居場所の出口問題)です。もちろん、居場所とは、既に/常にひとつの社会です。ですからそれは「若者たちが生き、活動し、躍動する“社会”をどのように外部へと拡張していくのか」とも言い換えられるでしょう。このテーマ別では、多様な関係性へと開かれ、よりひろい社会への参加拠点となるような居場所をいかに構想できるかを、みなさんとともに考えたいと思います。

テーマ別実践交流会③「仕事体験から就労へ~企業連携と協働の未来展開を一緒に考える~」

非正規就労者の過半数が若者に集中する現在、貧困は子どもも巻き込んで「未来を夢みること」を許さない社会が拡大しています。子ども・若者の未来を閉ざすことは、社会全体の未来を閉ざすことであり、危機感をもつ人も多いのではないでしょうか。
本テーマ別では、不利な状況におかれている若者が、どんな職業・職種・職場を「自分で選択でき、継続的に、幸せに働き、生きられるのか」を考えられる土壌づくりについて考えます。
自社に若者を受け入れる企業側は、「仕事体験をした若者や採用した新人が社内チームの一員・良き働き手として育成できるのか?」という知恵をしぼっていただき、支援者側は仲介者としての役割を考えます。「仕事体験」をひとつの例とし、企業と支援者を、「働く=生きる(career)」を一緒に創る協働者として捉え、お互いにWin-Winである継続的な関係の築き方について模索し、アイディア出しにチャレンジします。

テーマ別実践交流会④「仕事づくりへの挑戦」

みなさんは、「仕事への一歩」と聞くとどのような実践をイメージしますか。就労へむけてのモラルやマナー、職業体験、技術習得、適正判断といった職業訓練、または企業へのマッチング等の「適応中心実践」を想像されるかもしれません。若者たちが、仕事への一歩を踏み出すとき、適応だけを求める「支援者優位の見せかけの就労支援」ではなく、若者たちが仕事の経験値を貯め、主体的に力を発揮することが出来る、ともに働き、ともに生きる(活きる)場を創造することが必要ではないでしょうか。テーマ別実践交流会④では、「仕事づくり」という協同的な実践から「支援者―被支援者」という二分法ではない関係づくりや「これは、自分の地域でもできるかも!!」という夢をともに語り合いたいと思います。

テーマ別実践交流会⑤「ひきこもる家庭への支援」

ひきこもり支援の現場では、社会的孤立の観点からひきこもっていること自体を問題視する傾向があります。支援者や家族の多くは、家庭から一歩を踏み出させることにとらわれてしまうことも少なくありません。「ひきこもっている状態はよくないもので、それは防がないといけない」という考え方は、支援者や家族、ひきこもる若者自身を追い込んでしまうものではないでしょうか?
本テーマ別実践交流会では、ひきこもり状態も成長発達の一プロセスと捉え、ひきこもっている住まい・家庭にスポットをあて、家族との生活を通しての関係の持ち方、ひきこもっているときの有意義な過ごし方を探るなかで、ひきこもり状態としての1歩を考えていきます。

テーマ別実践交流会⑥「生活支援のあり方を探る」

貧困家庭や若年ホームレス状態にある若者に対しては、単に就労支援には留まらない継続的な支援が必要であると考えられます。その一つのあり方として、生活の学び直しを含めた生活支援のあり方が問われ始めています。政策的には「生活困窮者自立支援制度」が対応していますが、人材的にも制度スキーム的にも若者への対応は遅れていると言わざるをえません。
この分科会では、生活困窮支援における若者世代への対応について、全国の実践事例を通して検討し、不利な状況に立たされている若者への生活支援のあり方を探っていくこととします。

テーマ別実践交流会⑦「若者が参加する地域づくり」

かつては人々の暮らしの基盤であった地域社会が大きく様変わりしているなかで、若者と地域の関わり方も変化してきました。若者にとって地域とは何だったのか、それがどのように変化して、ひきこもりをはじめ若者にどんな影響を与えているのか。また、これからの若者と地域の関係性を考えるなかで、今、どんな取り組みが生まれ実践されているのか、どんな課題があり、その先にどんな地域社会を若者が創造できるのか、その可能性を探ります。

テーマ別実践交流会⑧「若者支援と発達障害・精神障害」

若者支援を進める現場では、つねに「発達障害」「精神障害」の問題と向き合います。しかし、必ずしもこうした分野の「専門家」ではない支援者(ワーカー)は、自分たちの役割や支援のあり方について日々悩みを抱えています。本分科会では、医師や臨床心理士、精神保健福祉士といった専門家ではない支援者(ワーカー)が、「発達障害」「精神障害」のある若者とどう向き合えばよいのか、また専門家や専門機関とどのような連携や役割分担をしていければよいのかについて、実践報告を交えて、参加者と一緒に考えていければと思っています。また、福島の現場からは、震災等の社会の危機とともに深刻化する
発達障害者や精神障害者の暮らし・日常活動について報告して頂き、若者支援者がどう向き合うのかを考える機会とします。

(3)その他の企画

特別分科会①「多様な学びの機会を実現するために」

今日、フリースクールの法制化をめぐる論議が活発化しています。上程されようとしている「義務教育の段階に相当する普通教育の機会の確保に関する法律案」には、不登校の子どもたちの学習を支えるものと期待する声がある一方、子どもや親に就学義務を脅迫するものではないかという不安も広がっています。「多様な」という文言が消えているのも気にかかります。本分科会では、1日目はこの法案の本質とは何かを学ぶための学習会を行ないます。そして2日目にその賛否についてパネルディスカッションを行い、さらには、これからの運動の進め方について意見交換を行います。

特別分科会②「震災と若者支援」

東日本大震災がもたらした被害は甚大で、復興いまだ半ばという状況です。他方で既存の社会の仕組みが通用しづらいこともあり、若者たちが試行錯誤と挑戦を繰り返すなかで、地域づくりの主体へと育っている様子も散見されます。こうした被災地の状況および若者たちの姿は、明日が見通しづらい社会状況下で生きる若者たち全般にも通じるところがあります。この分科会では、被災地における子ども・若者の状況および支援の事例をもとに、これからの若者支援のあり方について学び、深めていきたいと思います。

特別分科会③「家族交流会」

ひきこもりの若者の『その人らしさ』を大切にした多様な自立をサポートしていくために、家族同士が集まって、想いを語り合いながら、家族としてできることを一緒に考えていきましょう。今回は、ひきこもりの当事者がひきこもっていた経験や知識・知恵を参加者の皆さんに伝えて、対話しながらお互いに学び合う「ひきこもり大学」も開催する予定です。家族の皆さんが元気を持って帰ることができる交流会としたいと思っています。

ワークショップ①「新しい暮らし方・働き方」

いまやりたい仕事はありますか。見つからないとしたら、それは用意された選択肢から選ぼうとしているからかもしれません。好きなことを仕事にして月15万円稼ぐのは大変そうですが、月3万円だったらどうでしょう。なんだかやれそうな気がしてきませんか。ならば、月3万円の仕事を5つ作ってみるというのはどうでしょうか。みんなが取るに足らないと思っている小さな仕事を、仲間と力を合わせてかき集め、たのしく働く。仕事の作戦会議です。

ワークショップ②「わたし・若者・ワクワクラボ『生きる』を創り出す『たのしい』こと~その価値と可能性~」

いつの間にか「やらなきゃいけないこと」に追い詰められ、見えない社会からの自己責任の重圧で人生や活動に疲弊している―こんな生きづらさや孤独感を、多くの人が当事者として経験しているのではないでしょうか。私たちは、どうやったら生きる希望を失わずに、「本当にやりたいこと」をしていけるでしょうか。この会では、様々な表現(アート、食、パフォーマンス、スポーツ等)を通して交流します。心身を動かしたり、実験したり、共有したりしながら、自分の「たのしい/生きたい生き方」や、それを支える仲間/社会づくりについて探り、話し合います。当事者、支援者、一般の人誰でも参加歓迎です。合言葉は「やりたいことやっちゃえ~まるくなって話しましょう~仲間とレッツゴー!」

テーマ別実践交流会①

テーマ別実践交流会①
「居場所の入口問題 : 居場所をどうつくり、増やし、それを若者たちに届けていくか?

ひきこもり支援においては、①訪問支援、②居場所提供、③就労支援 が定番メニューとなってきました。順番としては、②居場所から始まった支援は、そこに自力でたどりつけない若者たち(入口問題)を発見したことで①訪問支援をスタートさせ、またそこに滞留する若者たち(出口問題)を発見したことで③就労支援を本格化させていきました。とはいえ、これらの枠組だけでは対処しきれないというのが実情です。このテーマ別では、上記の入口問題に照準し、孤立する若者たちをうけいれる居場所をどうつくり、増やし、それらを当の若者たちに手渡していくか、という喫緊の課題について、各地の実践をもとに、皆さんとともに考えていきたいと思います。

コーディネーター

滝口克典さん(山形:ぷらっとほーむ)
尾崎万里奈さん(神奈川:公益財団法人横浜ユース)
助言者:原未来さん(志賀:滋賀県立大学)

報告者

竹内佑一さん(大阪:PSIカウンセリング)
樋口愛子さん(山形:クローバーの会)
石井正宏さん(神奈川:NPO法人パノラマ)

大会1日目タイムテーブル

※1日目はテーマ別②「居場所の出口問題:~」と合同で実施されることになりました。

15:30~16:30 コーディネーター4人の居場所論プレゼン
→ テーマ別①・②を通じての基本的な問題意識を共有するために、
  それぞれの現場実践をふまえた居場所論のプレゼンを実施。
16:40~17:10 論点掘り下げ
→ 4人のプレゼンをもとに、助言者2人が論点を掘り下げる。
17:10~17:40 グループディスカッション+質疑応答
→ フロアの方々にグループディスカッションをしてもらい、そのうえでフロアと壇上とで質疑応答
17:40~17:50 まとめ(藤井・滝口)
→ まとめと2日目の予告
17:50~18:00 ふりかえり
→ アンケート等の記入

大会2日目タイムテーブル

※2日目は①と②が分かれて実施されます。

午前の部(180分 09:00~11:30)
09:00〜10:00 レポート①(発表30分+質疑40分)
10:10~10:20 休憩
10:20~11:30 レポート②(発表30分+質疑40分)

午後の部(180分 12:30~15:00)
12:30~13:40 レポート③(発表30分+質疑40分)
13:40~13:50 休憩
13:50~15:00 総括討論+ふりかえり

テーマ別実践交流会②

テーマ別実践交流会②
「居場所の出口問題:居場所感覚を押し広げ、社会参加の拠点となる、居場所のありかたについて」

そこが安全で安定しており、参加者が安心できるということは、居場所の第一条件です。同時に、若者の協同実践の場として居場所を想定するなら、そこがどのように社会参加の拠点となりうるのかを考え、実践していくことが求められます。若者たちを居場所から外部の社会へとどう接続していくかという課題(居場所の出口問題)です。もちろん、居場所とは、既に/常にひとつの社会です。ですからそれは「若者たちが生き、活動し、躍動する“社会”をどのように外部へと拡張していくのか」とも言い換えられるでしょう。このテーマ別では、多様な関係性へと開かれ、よりひろい社会への参加拠点となるような居場所をいかに構想できるかを、みなさんとともに考えたいと思います。

コーディネーター

藤井智さん(東京:NPO法人文化学習協同ネットワーク)
中川健史さん(岐阜:NPO法人仕事工房ポポロ)
助言者:御旅屋達さん(東京:東京大学)

報告者

泉翔さん(大阪:NPO法人ウィークタイ)
小林明日実さん(山形:NPO法人with優)
水野篤夫さん・竹田明子さん(京都:公益財団法人京都市ユースサービス協会)

大会1日目タイムテーブル

※1日目はテーマ別①「居場所の入口問題:~」と合同で実施されることになりました。
15:30~16:30 コーディネーター4人の居場所論プレゼン
→ テーマ別①・②を通じての基本的な問題意識を共有するために、それぞれの現場実践をふまえた
居場所論のプレゼンを実施。
16:40~17:10 論点掘り下げ
→ 4人のプレゼンをもとに、助言者2人が論点を掘り下げる。
17:10~17:40 グループディスカッション+質疑応答
→ フロアの方々にグループディスカッションをしてもらい、そのうえでフロアと壇上とで質疑応答
17:40~17:50 まとめ(藤井・滝口)
→ まとめと2日目の予告
17:50~18:00 ふりかえり
→ アンケート等の記入

大会2日目タイムテーブル

※2日目は①と②が分かれて実施されます。

午前の部
09:00 「②居場所の出口問題:〜」の論点整理と時間の使い方の説明
09:10 レポート1:With優小林さん
09:40 レポート1への質疑
09:50 レポート2:ウィークタイ泉さん
10:20 レポート2への質疑
10:30 休憩
10:40 レポート3:ユースサービス協会水野さん竹田さん
11:10 レポート3への質疑
11:20 午前中のまとめ・参加者は午後への「論点シート」(質問や論点提起)記入
11:30 終了

昼休み休憩中:御旅屋・中川・藤井
何を午後の議論の中心にするかを決定。(可能であれば報告者も一緒に)

午後の部
これまでの報告を受けて会場討議
  3人のレポーター、1人の助言者、2人のコーディネーターを中心に絞った論点で議論
  会場からの発言も適宜求める。
  可能なら午前中終了時点で「指定討論」的に、会場からの発言を準備してもらう。

テーマ別実践交流会③

テーマ別実践交流会③
「仕事体験から就労へ~企業連携と協働の未来展開を一緒に考える~」

非正規就労者の過半数が若者に集中する現在、貧困は子どもも巻き込んで「未来を夢みること」を許さない社会が拡大しています。子ども・若者の未来を閉ざすことは、社会全体の未来を閉ざすことであり、危機感をもつ人も多いのではないでしょうか。
本テーマ別では、不利な状況におかれている若者が、どんな職業・職種・職場を「自分で選択でき、継続的に、幸せに働き、生きられるのか」を考えられる土壌づくりについて考えます。
自社に若者を受け入れる企業側は、「仕事体験をした若者や採用した新人が社内チームの一員・良き働き手として育成できるのか?」という知恵をしぼっていただき、支援者側は仲介者としての役割を考えます。「仕事体験」をひとつの例とし、企業と支援者を、「働く=生きる(career)」を一緒に創る協働者として捉え、お互いにWin-Winである継続的な関係の築き方について模索し、アイディア出しにチャレンジします。

コーディネーター

塚本竜也さん(福島:フクシマ環境未来基地)
白水崇真子さん(大阪:一般社団法人キャリアブリッジ)
助言者:中野謙作さん(栃木:一般社団法人栃木県若年者支援機構)

報告者

金城隆一さん(沖縄:NPO法人沖縄青少年自立援助センター)
永岡鉄平さん(神奈川:NPO法人フェアスタート)
深谷曻さん(福島:キャリアデザイナーズ)

大会1日目タイムテーブル

15:30~18:00(150分)各報告者からの実践事例報告
・3人の報告者から各30分ずつ報告(90分)+助言者から栃木の事例も踏まえて(30分)
(計120分)
・休憩と質疑応答(30分)

大会2日目タイムテーブル

午前の部 09:00〜11:30(150分)
  ・パネルディスカッション(1)栃木×福島(30分)
  ・パネルディスカッション(2)金城×永岡(30分)
  ・4人での意見交換(30分)
  ・会場含めての意見交換・質疑応答(30分)

午後の部 12:30~15:00(120分)
  地元に帰って仲間で明日からやれる若者・ひきこもりのための地域資源発見ワーク
  〜3人寄れば文殊の知恵〜

テーマ別実践交流会④

テーマ別実践交流会④「仕事づくりへの挑戦」

みなさんは、「仕事への一歩」と聞くとどのような実践をイメージしますか。就労へむけてのモラルやマナー、職業体験、技術習得、適正判断といった職業訓練、または企業へのマッチング等の「適応中心実践」を想像されるかもしれません。若者たちが、仕事への一歩を踏み出すとき、適応だけを求める「支援者優位の見せかけの就労支援」ではなく、若者たちが仕事の経験値を貯め、主体的に力を発揮することが出来る、ともに働き、ともに生きる(活きる)場を創造することが必要ではないでしょうか。テーマ別実践交流会④では、「仕事づくり」という協同的な実践から「支援者―被支援者」という二分法ではない関係づくりや「これは、自分の地域でもできるかも!!」という夢をともに語り合いたいと思います。

コーディネーター

野中康寛さん(和歌山:社会福祉法人一麦会 麦の郷)
菅野浩穀さん(福島:福島県商工労働部雇用労政課)
岩佐太郎さん(福島:NPO法人明日飛子どもの里)
助言者:扶蘓文重さん(東京:ワーカーズコープ)

報告者

長井岳さん(東京:創造集団440Hz)
上村俊雄さん(兵庫:ワーカーズコープ・豊岡サポステ)
平野和弘さん(埼玉:一般社団法人Moonlight Project)

テーマ別実践交流会⑤

テーマ別実践交流会⑤「ひきこもる家庭への支援」

ひきこもり支援の現場では、社会的孤立の観点からひきこもっていること自体を問題視する傾向があります。支援者や家族の多くは、家庭から一歩を踏み出させることにとらわれてしまうことも少なくありません。「ひきこもっている状態はよくないもので、それは防がないといけない」という考え方は、支援者や家族、ひきこもる若者自身を追い込んでしまうものではないでしょうか?
本テーマ別実践交流会では、ひきこもり状態も成長発達の一プロセスと捉え、ひきこもっている住まい・家庭にスポットをあて、家族との生活を通しての関係の持ち方、ひきこもっているときの有意義な過ごし方を探るなかで、ひきこもり状態としての1歩を考えていきます。

コーディネーター

山下仁子さん(福島:NPO法人ビーンズふくしま)
竹久輝顕さん(京都:公益財団法人京都市ユースサービス協会)
助言者:高垣忠一郎さん(大阪:心理臨床家)※2日目のみ参加

報告者

清水方人さん(京都:公益財団法人京都市ユースサービス協会)
田中敦さん(北海道:NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク)
秋田敦子さん(宮城:NPO法人わたげの会)

大会1日目タイムテーブル

15:00〜18:00 各報告者からの実践事例報告
  コーディネーター紹介
  趣旨説明
  実践事例報告 3人の報告者から報告+質疑応答
  *途中休憩(10分)をとります

大会2日目タイムテーブル

午前の部 グループディスカッション
参加者の実践交流と各現場での困りごとを中心に課題を共有する。
各グループには、コーディネーター・助言者がファシリテーターとして(報告者もそれぞれ分かれて)入る。
  *3つの報告の掘り下げ・参加者の各実践現場での取り組みと抱える課題について
  家というひとつの社会の中で、本人が安心して生活できる状態が確保できているか、
  自信に繋がるものを見出して、状況改善の為の準備を進められる環境が整備されているか…
  改善すべき課題、解決方等を一緒に考えていきます。

午後の部 パネルディスカッションと総括
午前中の各グループの課題を中心に、コーディネーター・助言者・報告者でのパネルディスカッション(参加者も巻き込みながら)と助言者による総括。
第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会inふくしまコーディネーターの実践報告も織り交ぜながら
  パネルディスカッション 90分
  休憩          10分
  総括(高垣忠一郎)   50分

テーマ別実践交流会⑥

テーマ別実践交流会⑥「生活支援のあり方を探る」

貧困家庭や若年ホームレス状態にある若者に対しては、単に就労支援には留まらない継続的な支援が必要であると考えられます。その一つのあり方として、生活の学び直しを含めた生活支援のあり方が問われ始めています。政策的には「生活困窮者自立支援制度」が対応していますが、人材的にも制度スキーム的にも若者への対応は遅れていると言わざるをえません。
この分科会では、生活困窮支援における若者世代への対応について、全国の実践事例を通して検討し、不利な状況に立たされている若者への生活支援のあり方を探っていくこととします。

コーディネーター

遠藤宏志さん(福島:NPO法人ビーンズふくしま)
渡辺ゆりかさん(愛知:一般社団法人草の根ささえあいプロジェクト)
助言者:穴澤義晴さん(北海道:NPO法人コミュニティワーク研究実践センター)

報告者

菅野拓さん(宮城:一般社団法人パーソナルサポートセンター)
中間あやみさん(福岡:NPO法人抱樸)
高橋尚子さん・中西恵理さん(京都:一般社団法人京都自立就労サポートセンター)

大会1日目タイムテーブル

1 各報告者からの実践事例報告①と課題提起
2 趣旨説明(10分)
3 実践事例報告
  2人の報告者から報告+質疑応答 (20分+20分 計40分ずつ)計80分
  *途中休憩(10分)
4 助言者からの課題提起(40分)

*生活困窮支援制度は、制度の隙間をつなぐコンシェルジェとしての役割の可能性を秘めているのではないか?
*伴走型の支援(パーソナル・サポーター)・包括的・継続的に相談支援の重要性と可能性を探る。

大会2日目タイムテーブル

午前の部 09:00 〜11:30(150分)
各報告者からの実践事例報告②とグループディスカッション
1 実践事例報告1名(20分+20分 計40分)報告+質疑応答
2 グループディスカッション(100分+10分休憩)
  参加者の実践交流と各現場での困りごとを中心に課題を共有する。
  各グループには、コーディネーター・助言者がファシリテーターとして
  (報告者もそれぞれ分かれて)入る。
  *3つの報告の掘り下げ・参加者の各実践現場での取り組みと抱える課題について
  *昨日の助言者の課題提起に基づく議論

午後の部 12:30〜15:00(150分)
パネルディスカッション
午前中の各グループの課題を中心に、グループディスカッションを全体化する。
コーディネーター・助言者・報告者でのパネルディスカッション(参加者も巻き込みながら)
コーディネーター2人の実践現場での報告も交えながら
*不利な状況に立たされている若者に生活困窮支援制度をどう活用できるのか、ひきこもり支援・ホー
ムレス支援、新たに展開し始めた生活困窮支援現場が直面する課題と今後の方策について

テーマ別実践交流会⑦

テーマ別実践交流会⑦「若者が参加する地域づくり」

かつては人々の暮らしの基盤であった地域社会が大きく様変わりしているなかで、若者と地域の関わり方も変化してきました。若者にとって地域とは何だったのか、それがどのように変化して、ひきこもりをはじめ若者にどんな影響を与えているのか。また、これからの若者と地域の関係性を考えるなかで、今、どんな取り組みが生まれ実践されているのか、どんな課題があり、その先にどんな地域社会を若者が創造できるのか、その可能性を探ります。

コーディネーター

岩崎大樹さん(福島:NPO法人コースター)
中村雄介さん(大阪:NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝)
助言者:津富宏さん(静岡県立大学)※1日目のみ参加

報告者

川原夕佳さん(長崎:NPO法人フリースペースふきのとう)
蛭川靖弘さん(福島:NPO法人まちづくり喜多方)
尼野千絵さん(大阪:NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝)

大会1日目タイムテーブル
大会2日目タイムテーブル

テーマ別実践交流会⑧

テーマ別実践交流会⑧「若者支援と発達障害・精神障害」

若者支援を進める現場では、つねに「発達障害」「精神障害」の問題と向き合います。しかし、必ずしもこうした分野の「専門家」ではない支援者(ワーカー)は、自分たちの役割や支援のあり方について日々悩みを抱えています。本分科会では、医師や臨床心理士、精神保健福祉士といった専門家ではない支援者(ワーカー)が、「発達障害」「精神障害」のある若者とどう向き合えばよいのか、また専門家や専門機関とどのような連携や役割分担をしていければよいのかについて、実践報告を交えて、参加者と一緒に考えていければと思っています。また、福島の現場からは、震災等の社会の危機とともに深刻化する
発達障害者や精神障害者の暮らし・日常活動について報告して頂き、若者支援者がどう向き合うのかを考える機会とします。

コーディネーター

中田一也さん(福島:KTC中央高等学院)
中塚史行さん(東京:NPO法人教育サポートセンターNIRE)
助言者:山本耕平さん(立命館大学)

報告者

藤本綾子さん(和歌山:社会福祉法人一麦会 麦の郷 紀ノ川生活支援センター)
山下和彦さん(福島:ふくしま心のケアセンター)

大会1日目タイムテーブル
大会2日目タイムテーブル

特別分科会①

特別分科会①「多様な学びの機会を実現するために」

今日、フリースクールの法制化をめぐる論議が活発化しています。上程されようとしている「義務教育の段階に相当する普通教育の機会の確保に関する法律案」には、不登校の子どもたちの学習を支えるものと期待する声がある一方、子どもや親に就学義務を脅迫するものではないかという不安も広がっています。「多様な」という文言が消えているのも気にかかります。本分科会では、1日目はこの法案の本質とは何かを学ぶための学習会を行ないます。そして2日目にその賛否についてパネルディスカッションを行い、さらには、これからの運動の進め方について意見交換を行います。

コーディネーター

佐藤洋作さん(東京:NPO法人文化学習協同ネットワーク)
学習会講師:横井敏郎さん(北海道大学)

パネラー

喜多明人さん(早稲田大学)
奥地圭子さん(東京:東京シューレ)
前島康男さん(東京電機大学)
江川和弥さん(福島:NPO法人寺子屋方丈舎)
古庄 健さん(大阪:登校拒否・不登校問題全国連絡会)

大会1日目タイムテーブル
大会2日目タイムテーブル

特別分科会②

特別分科会②「震災と若者支援」

東日本大震災がもたらした被害は甚大で、復興いまだ半ばという状況です。他方で既存の社会の仕組みが通用しづらいこともあり、若者たちが試行錯誤と挑戦を繰り返すなかで、地域づくりの主体へと育っている様子も散見されます。こうした被災地の状況および若者たちの姿は、明日が見通しづらい社会状況下で生きる若者たち全般にも通じるところがあります。この分科会では、被災地における子ども・若者の状況および支援の事例をもとに、これからの若者支援のあり方について学び、深めていきたいと思います。

コーディネーター

中鉢博之さん(福島:NPO法人ビーンズふくしま)
坂上英和さん(福島:NPO法人コースター)
助言者:南出吉祥さん(岐阜大学)

大会1日目タイムテーブル

15:30~18:00
・テーマ:「東日本大震災時における子ども・若者の現状把握と支援アプローチ」

・内容:
東日本大震災で特に大きな被害を受けた岩手・宮城・福島の3県で震災初期から子ども・若者の支援を行っていたNPOから各県における震災の被害の状況と現場ではどんな問題を置き、それに対して解決に向けどうアプローチにしていたのかお話いただきます。

・ゲスト
NPO法人みやこ自立サポートセンター(岩手)
(みやこ自立サポートセンターHP http://miyakojsc.webcrow.jp/)

NPO法人こどもグリーフサポートステーション(宮城)
(こどもグリーフサポートステーションHP http://www.cgss.jp/ )

NPO法人ビーンズふくしま(福島)
(ビーンズふくしまHP http://www.k5.dion.ne.jp/~beans-f/ )

大会2日目タイムテーブル

午前の部 9:00~11:30
・テーマ:大規模災害時の子ども・若者支援における制度・仕組みの活用とそれを包括するサポートの在り方

・内容
宮城県にて震災で浮き彫りになった若者や貧困問題について、NPO・企業・行政・地域の垣根を超えて、包括的なサポートの枠組みをつくっているNPOをお呼びして、その仕組みをつくっていく上でのエピソードをお話いただき、子どもや若者に取り巻く様々な課題にどうかかわっていくか参加者全員で議論する場です。

・ゲスト
NPO法人アスイク 代表理事 大橋雄介 氏
(アスイクHP http://asuiku.org/ )

NPO法人TEDIC 代表理事 門馬優 氏
(TEDICHP http://www.tedic.jp/ )

午後の部 12:30~15:00
・テーマ:大規模災害時の若者の社会参画の変化

・内容
震災前、引きこもりを体験した当事者であり、震災後、ボランティアとして東北各地で活動し、NPOスタッフ、代表として活動している方をお呼びして、震災前の状況と行動をするにあたったきっかけや心の変化について、当事者目線でお話いただきます。その後、参加者全員で当事者が動きやすい場をどうやったらつくれるか議論します。

・ゲスト
NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター 仙台市市民活動サポートセンタースタッフ 嶋村 威臣 氏
(せんだい・みやぎNPOセンターHP http://www.minmin.org/ )

NPO法人ガーネットみやぎ 理事長 小笠原直美氏
(ガーネットみやぎHP http://garnet-m.net/ )

NPO法人ビーンズふくしま アルバイトスタッフ 大山泰広 氏

ゲストプロフィール

・大橋雄介氏 
NPO法人アスイク代表理事 1980年生まれ。福島市出身、筑波大学卒。株式会社リクルートマネジメントソリューションズのコンサルタントとして、大手企業に対する組織開発のコンサルティングに従事した後、2010年3月に独立。独立後、市民活動の先駆者である加藤哲夫氏と出会い、NPO法人せんだい・みやぎNPOセンターにてソーシャルビジネスの起業支援やネットワーク形成プロジェクトを担う。震災発生直後にアスイクを設立。著書に「3・11被災地子ども白書」(明石書店)等。仙台市市民公益活動促進委員(第8期)。

・門馬優氏
NPO法人TEDIC代表理事
1989年3月1日生まれ、宮城県石巻市出身。早稲田大学大学院教職研究科修士課程修了。故郷の被災をキッカケに、大学院在学中の2011年5月にTEDICを設立。生活困窮、虐待、ネグレクト、不登校、ひきこもりなど困難におかれる子ども・若者支援にあたる。(2014年9月にNPO法人化)。石巻市地域福祉委員(第3期)、石巻市教育委員会学校支援地域コーディネーター

・嶋村 威臣(しまむら たけみ)氏
神奈川県川崎市出身。就職活動の失敗を理由に大学院を中退し引きこもりに。見聞を広めるため日本縦断旅行を敢行中に東日本大震災が発災。その後、旅行を中断しアルバイト生活を続けるも、自分に出来ることは何かと悶々としていた。月日が経つに連れ東北の情報が少なくなっていることに違和感を感じ、現地を自分の目で確かめようと、沿岸部を単独で視察。その後、宮城県石巻市で仮説支援・漁村支援等のボランティアを経て、2013年4月に(特活)せんだい・みやぎNPOセンターに入職。現在に至る。

・小笠原直美氏
NPO法人ガーネットみやぎ 理事長。1983年宮城県大河原町生まれ村田町在住。仙台育英学園高等学校外国語女子卒業後上京、飲食店や音楽事務所等で働く。24歳の時に体調を崩し宮城に戻る。療養中にネトゲを始めて昼夜逆転生活で体調が良くならずネトゲばっかりというブラックスパイラルに陥った。そんな最中に東日本大震災発災。ライフラインが復旧しない2週間の間に体調が良くなった。2011年3月末「宮城県民意よる宮城県復興」をスローガンにガーネットみやぎ(任意団体)を発足。宮城県沿岸部全域で支援活動を始める。2013年にNPO法人化し理事長を務めている。現在は宮城県南部の亘理町山元町を主な支援活動地域としている。また、居住地である村田町のまちづくりに参画し観光活性化への事業を行っている。村田ロータリークラブの会員も務めている。

特別分科会③

特別分科会③「家族交流会」

ひきこもりの若者の『その人らしさ』を大切にした多様な自立をサポートしていくために、家族同士が集まって、想いを語り合いながら、家族としてできることを一緒に考えていきましょう。今回は、ひきこもりの当事者がひきこもっていた経験や知識・知恵を参加者の皆さんに伝えて、対話しながらお互いに学び合う「ひきこもり大学」も開催する予定です。家族の皆さんが元気を持って帰ることができる交流会としたいと思っています。

コーディネーター

千葉桂子さん(福島:NPO法人ビーンズふくしま)

大会1日目タイムテーブル

15:30 開会あいさつ 千葉桂子(ビーンズふくしま)
15:35~15:50 牟田先生からのあいさつとお話し
15:50~17:30 各家族会の事例発表(各10分間)後、牟田先生との対話
       (全体で、1時間40分間を予定しています)
17:30~17:45 KHJ家族連合会から(KHJ本部より副理事長:伊藤正俊様)
17:45~17:55 質疑応答、まとめ
17:55 閉会、事務連絡

  【司 会】牟田 武生様
  【家族会】
  NPO法人KHJにいがた「秋桜の会」三膳克弥様
  NPO法人「てくてく」山本洋見様
  NPO法人「から・ころセンター」伊藤正俊様
  「ふくしま花ももの会」千葉

大会2日目タイムステーブル

わかもの交流会(ひきこもり大学 わかもの学部 当事者発信学科)
ゴールイメージ:当事者ピアサポ 発信活動に関心のある方、実践している方が出会い、
        繋がりが出来ている。
        わかもの当事者発信の現状、可能性・課題等を共有・言語化出来ている。
内     容:わかもの当事者発信 ピアサポーターの現状、可能性、課題を共有・言語化することと
        実践している方の事例を聞きことを通じて、参加者同士が出会い・繋がり、
        今後の活動等の方向性を考えられる場としていく。

09:00 開会
09:00~09:05 ホームルーム(ウォーミングアップ)
09:05~09:25 話題提供
        わかもの当事者発信の現状とこれからの展望 ~活動から見えてきたもの~
        NPO法人 楽の会リーラ 当事者ピアサポーター 大橋史信
        KHJ青森県「さくらの会」 下山洋雄 
09:25~09:30 個人振返り(沈黙)3分 + ミニ対話 2分(隣の人と感じたこと話す)
09:30~10:15 1限目
        こんなことやってます! やりたい!仲間募集/情報交換タイム(ポスターセッション)
        *09:30~09:40 準備
        *09:40~10:00 ポスターセッション(1人2分間)
10:15~10:20 個人振返り(沈黙)3分 + ミニ対話 2分(隣の人と感じたこと話す)     
10:20~11:15 2限目 交流タイム(1回 15分を3ラウンドやります)  
        ①10:20~10:35 ②10:40~10:55 ③11:00~11:15 
11:15~11:20 個人振返り(沈黙)3分 + ミニ対話 2分(隣の人と感じたこと話す)
11:20~11:25 ホームルーム

2日目午後のプログラム詳細は会場にて!

ワークショップ①

ワークショップ①「新しい暮らし方・働き方」

いまやりたい仕事はありますか。見つからないとしたら、それは用意された選択肢から選ぼうとしているからかもしれません。好きなことを仕事にして月15万円稼ぐのは大変そうですが、月3万円だったらどうでしょう。なんだかやれそうな気がしてきませんか。ならば、月3万円の仕事を5つ作ってみるというのはどうでしょうか。みんなが取るに足らないと思っている小さな仕事を、仲間と力を合わせてかき集め、たのしく働く。仕事の作戦会議です。

講師

前田敏之さん(千葉:3-biz前田商店)

大会1日目タイムテーブル

■講演「小さな仕事を分かち合い たのしく生きる」
 15:30~16:20(50分) 講演「月3万円ビジネスの理念と実例1」
 (休憩10分)
 16:30~17:20(50分) 講演「月3万円ビジネスの実例2と極意」
 (休憩10分)
 17:30~18:00(30分) 質疑応答、2日目ワークショップの概要説明

大会2日目タイムテーブル

■ワークショップ 「アイデア出しと値段付け」
 09:00~10:30(90分) ワークショップ「アイデア出し」
 (休憩10分)
 10:40~11:10(30分) ワークショップ「値段付け」
 11:10~11:30(20分) グループ発表

■ワークショップ 「一人の仕事をみんなで考える」
 12:30~14:00(90分) ワークショップ「ある一人の紹介、アイデア出し」
 (休憩10分)
 14:10~14:40(30分) グループ発表
 14:40~15:00(20分) 振り返り、計画、質疑応答

ワークショップ②

ワークショップ②
「わたし・若者・ワクワクラボ『生きる』を創り出す『たのしい』こと~その価値と可能性~」

いつの間にか「やらなきゃいけないこと」に追い詰められ、見えない社会からの自己責任の重圧で人生や活動に疲弊している―こんな生きづらさや孤独感を、多くの人が当事者として経験しているのではないでしょうか。私たちは、どうやったら生きる希望を失わずに、「本当にやりたいこと」をしていけるでしょうか。この会では、様々な表現(アート、食、パフォーマンス、スポーツ等)を通して交流します。心身を動かしたり、実験したり、共有したりしながら、自分の「たのしい/生きたい生き方」や、それを支える仲間/社会づくりについて探り、話し合います。当事者、支援者、一般の人誰でも参加歓迎です。合言葉は「やりたいことやっちゃえ~まるくなって話しましょう~仲間とレッツゴー!」

ファシリテーター

大河原有佳さん
長谷川知宏さん(東京:NPO法人ビッグイシュー基金)

大会1日目タイムテーブル

15:30~18:00 ワクワクラボ発足
  ‐オープニングトーク
  ‐アートワークを用いた自己紹介+ワクワクラボ(作戦会議)
  ‐ワクワクラボツアー

大会2日目タイムテーブル

09:00~11:30 ワクワクラボ
  ‐丸くなってストレッチヨガ(まずは身体と心をほぐしましょう)
  ‐ワクワクラボ(実践)

11:30〜12:30 希望者はステージでパフォーマンス!

12:30~15:00 『生きるを創り出す楽しいこと』
  ‐ワクワクラボ(振り返り)
  ‐トークセッション『生きるを創り出す楽しいこと』

ふくしま大会プレワークショップ

2月に開催される「第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会inふくしま」のプレ企画として、福島県内で6回にわたってワークショップを開催いたします。

第1回『支援するって何だろう?―若者と地域に本当に必要な支援とは何かを考える―』

  • 講師&ファシリテーター
    南出 吉祥氏(岐阜大学)
  • 日時・会場
    2015年9月26日(土)13:30~17:00
    郡山市中央公民館2階 第2講義室
  • レポート

第2回『誰もが「生きがい」と「つながり」を感じられる社会の創り方~障がいや困難を越えた社会的包摂~』

  • 講師&ファシリテーター:
    穴澤 義晴氏(NPO 法人コミュニティワーク研究実践センター)
    野中 康寛氏(社会福祉法人一麦会 麦の郷)
  • 日時・会場
    2015年10月10日(土) 13:00~16:30
    南相馬市民情報交流センター大会議室
  • レポート

第3回『学齢期の学びの環境を地域が支える試み』

  • 講師&ファシリテーター:
    鈴木 庸裕氏(国立大学法人福島大学 教授)
    須永 祐慈氏(NPO法人ストップいじめ!ナビ 事務局長)
  • 日時・会場
    2015年11月8日(日) 13:00~17:00
    いわき市ゆったり館 ボランティア研修室大
  • レポート

第4回「『支援』といわない支援ーー若者たちを活動にさそいこむ『場』のデザインとはーー 」

  • 講師&ファシリテーター:
    滝口 克典氏(若者の居場所/学び場づくりNPO「ぷらっとほーむ」共同代表)
  • 日時・会場
    2015年11月28日(日) 13:00~17:00
    生涯学習総合センター(會津稽古堂) 研修室1
  • レポート

第5回「支援の穴をふさいでいく支援のあり方 〜『困窮』と『精神保健』の2つのひきこもり支援の現場から〜 」

  • 講師&ファシリテーター:
    中村 雄介氏(NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝)
    原見 美帆氏(元和歌山市保健所ワーカー/関西学院大学大学院院生)
  • 日時・会場
    2015年12月12日(日) 13:00~17:00
    生涯学習総合センター(會津稽古堂) 研修室1
  • レポート

第6回「ひきこもりやニートが町おこし!?~『中間的就労(仕事おこし)』という社会とのつながりを探る~ 」

  • 講師&ファシリテーター:
    古村伸宏さん(ワーカーズコープ)
    村岡佐由里さん(藤里町社会福祉協議会)
  • 日時・会場
    2016年1月24日(日) 13:00~17:00
    サンフレッシュ白河 会議研修室
  • レポート

第1回ワークショップレポート

支援するって何だろう?
―若者と地域に本当に必要な支援とは何かを考える―

郡山市中央公民館にて、来年2月に行われる「全国若者・ひきこもり協同実践交流会 in ふくしま」のプレイベントとして、岐阜大学准教授の南出吉祥さんをお招きして~「支援ってなんだ?」本当に地域に必要な支援とは?~との題材でセミナーを実施しました。
 
参加された方々は、普段若者に関わっている支援者や行政職員・関心のある市民など様々な立場の顔ぶれです。若者実践現場を経て研究者として活躍している南出さんから、若者支援に関する概論と考え方の沿革の講義を頂きました。
 
南出さん曰く、
「今回のメインは皆さんのディスカッションで講義は前菜です!」
とはいうものの、南出さんの講義内容は、若者の生きづらさ・困難性を社会の中で起こっている現象として自己責任を超える眼差しと、自己責任という考え方自体への警笛を踏まえ、どのように社会が若者たちを包摂するかが重要との切り口で、考えさせられる事の多い発表でとなりました。。
 
その後5つのテーブルに分かれ、様々な議論がされました。
講義の感想から始まり、それぞれの実践現場で感じている事、必要だと感じている支援の在り方を討論する時間を持ちました。
往々にして、こういったワークショップ型の議論の場では、
「寄り添い方の支援が大切」「支援者同士の連携が必要」など、言い尽くされた議論が飛び交う事が多いですが。
南出さんの、突っ込んだ講義の後だった事もあり、どう現状の支援を超えるかとの議論が各テーブルで挑戦的に行われていた印象があります。
議論によって、社会は変わらないかもしれませんが、議論によって概念や方法論が積み上げられ関わる人たちが、互いに変化する事で、そのことが社会が、よりよく変わる事への起点になると大げさな挑戦論を述べてみます。
今回も、そのような場への挑戦でしたし闊達な議論がなされてよい場になったと思っています。
 
次回は、南相馬市でプレイベントを行います!
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ふくしま大会 現地事務局長 鈴木綾

第2回ワークショップレポート

誰もが「生きがい」と「つながり」を感じられる社会の創り方
―障がいや困難を越えた社会的包摂―

10月10日に南相馬市にて、全国若者・ひきこもり協同実践交流会のプレイベントのセミナーを開催しました。
 
北海道の月形町で若者達と暮らしを共にし、活動するNPO法人コミュニティーワーク研究実践センターのと、
和歌山県で障がい者支援から、はじまり不登校の子どもや、ひきこもりの若者との活動まで展開しる社会福祉法人一麦会麦の里の野中康寛さんに、実践発表をして頂きました。

穴澤義晴さん
野中康寛さん
 
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お二人の発表の共通点は若者を、どう支援するかと?言う視点ではなく若者と協同し、どう地域を作る(参画)するかとの視点でした。支援者・被支援者の関係を超えて、若者と地域の農業や地域活動に参加する取り組みや、古民家を活用してcafeを経営する取組には、単なる若者たちの働き場を作るという意味合いだけではなく、当然と言えば当然ですが、若者たちと地域の関係性の再構築する事から若者達が地域の担い手になり得る可能性を示唆していると感じました。
支援する支援される立場を超えて、更に言えば雇う雇われる関係を超えて、共に創る試行錯誤で起こる物語の中に私たちが参考にするヒントが多々あったかと思います。
 
会場には、行政職員の方や若者支援団体スタッフ・社会福祉協議会の方や遠く山形から参加者が集まっていただきました。情報交換の時間は終了時間になっても尽きないほど話し合いが続きました。話し合いの続きは、2月の「全国若者・ひきこもり協同実践交流会 in ふくしま」でと言う事で閉会。
 
ご来場の皆様、講師の方々ありがとうございました。
 
次回は11月8日いわき市にて、学齢期の取り組みに関して実施します。
 
   全国若者・ひきこもり協同実践交流会 in ふくしま
                   現地事務局 鈴木綾

第3回ワークショップレポート

学齢期の学びの環境を地域が支える試み

11月7日にいわき市にて、「全国若者・ひきこもり協同実践交流会」のプレワークショップを開催しました。

「学齢期の学びの環境を地域が支える試み」というテーマのもと、講師とWSのファシリテーターとして今回お招きしたのは、鈴木庸裕さんと須永祐慈さん。

鈴木さんはスクールソーシャルワーカーとその周辺の研究に取り組む研究者として、須永さんは自身も不登校・ひきこもりの”元経験者”であり、現在はいじめ対策等に取り組む活動家として、お話をしてくださいました。
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子どもを取り巻く環境を語るとき、切り離すことのできないのが、いじめ・孤立の問題。
鈴木さんと須永さん両氏が強調するのは、単に「いじめはあってはならない」「いじめはなくそう」ということは本質的な課題解決にはならず、子どもの主訴を汲み取り、彼らに対する理解をすすめることが大切であるということでした。
このとき、どう支援するかではなく、なぜ支援するのかいう視点が鍵であるといいます。
さらに「(いじめ問題を含めて)学習環境の整備を、学校・教員だけに求めてはいけない」と今回のテーマに迫り、困難を抱える子どもを、保護者や専門機関、地域で支えていく必要について言及し、 ”では、子どもの学びを支えるために私たちができることは何か” という問いをもって、後半のワークショップに突入。
教員や行政職員、若者支援団体スタッフなど、いわき市内外から集まった参加者がテーブルを囲んで、それぞれの立場から、いかに子どもたちと向き合うかという提案がなされていきます。
鈴木さんから「ネットはあってもワークがない、こういった機会に参加者同士が積極的に語り合い、繋がっていきましょう」と声掛けがあったこともあり、時間を忘れて充実した議論が続きました。
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ご参加いただいた皆さま、鈴木さん、須永さん、どうもありがとうございました。
次回は、11月28日(土)会津若松市で「街づくりと支援」に関するプレワークショップを開催します。

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鈴木庸裕 氏 福島大学大学院人間発達文化研究科 教授
◎ 以下のリンクより関連著書をご覧いただけます
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%BA%B8%E8%A3%95&rh=n%3A465392%2Ck%3A%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%BA%B8%E8%A3%95

須永祐慈 氏 NPO法人ストップいじめ!ナビ 事務局長
◎ 以下のリンクより須永さんの取り組みをご覧いただけます
NHK「視点・論点」より
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/163812.html
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第4回ワークショップレポート

「支援」といわない支援ーー若者たちを活動にさそいこむ「場」のデザインとはーー

11月28日に会津若松市にて「全国若者・ひきこもり協同実践交流会」第4回プレワークショップを開催しました。

この日は、山形から滝口克典さんと片桐隆嗣さんをお招きして「『支援』といわない支援ーー若者たちを活動にさそいこむ『場』のデザインとはーー 」をテーマにお話ししていただきました。
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「『支援』といわない支援」とは、一体どういうことなんでしょうか。
滝口さん曰く、「支援しています」という直接的なメッセージに敬遠してしまう被支援者も少なくなく、支援を必要としている若者がアクセスしやすいように、支援の「入り口」を工夫する必要があるとのこと。
そこで、いかにして若者が参加しやすい場を開き、誘い出すかが重要なのだと滝口さんは言います。
山形での事例を3つ紹介していただきながら、その意味に触れていきました。

片桐さんが紹介してくださった事例は2つ。
ひとつは、芸大生が限界集落をフィールドに、彼らが専門とするアートやデザインを生かして地域づくりを行う「みつけたむぎの」。
もうひとつは、地域の若者を参加対象とした まちづくりワークショップ・賞金付き公開コンペティションを仕掛ける「南陽市青年教育推進事業
そして、滝口さんが紹介してくださった事例は、自身が共同代表を務めるNPO「ぷらっとほーむ」における若者の居場所づくり活動。

どの取り組みにも共通しているのは、若者それぞれの興味・関心が「場」への入り口になっているということ。孤立ゆえに居場所を求める若者・新しい仲間や居場所を求める若者が、そこを居場所としながら地域社会に参加し、それぞれに力を養っていきます。そして、とても興味深いのは被支援者であった若者の取り組みが、地域活性にも繋がっていること。
参加者の皆さんがお二人の話に聞き入り、何度も頷く様子が印象的でした。

滝口さんと片桐さんからお話を聞いた後は、お二人にもテーブルに入っていただき、参加者とざっくばらんに意見交換をしました。参加者の中には今回の会場となった会津で若者支援に取り組む方や、山形・東京など遠方からお越しくださった方もいて、時間が足りないくらいに議論が盛り上がりました。
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講師の滝口克典さんには、2月に開催する「第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会 in ふくしま」のテーマ別実践交流会でもコーディネーターを務めていただきます。
今回「話し足りなかった」「お話し聞いて見たかった」という方は、ぜひ本大会にお越しください。
※「第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会 in ふくしま」の詳細はこちら
 https://jycforum.org/business/networking/

ご参加いただいた皆さま、滝口さん、片桐さん、どうもありがとうございました。
次回は、12月12日(土)福島市で「制度の穴をふさいでいく支援」をテーマにプレワークショップを開催します。

第5回ワークショップレポート

支援の穴をふさいでいく支援のあり方 〜『困窮』と『精神保健』の2つのひきこもり支援の現場から〜

12月12日に福島市にて「全国若者・ひきこもり協同実践交流会」第5回プレワークショップを開催しました。
この日は、関西から二人の講師をお招きして「支援の穴をふさいでいく支援のあり方〜と『困窮』『精神保健』の2つのひきこもり支援の現場から〜」をテーマにお話ししていただきました。
 
ひとりめの講師は、原見美帆さん。元和歌山市保健所のワーカーで、現在は関西学院大学大学院人間福祉研究科に在籍していらっしゃいます。
原見さんからは、ひきこもり支援の現場について丁寧な説明があった後、和歌山市保健所の相談員として働いていたときの経験から、具体的な取り組みの内容や”支援において大事にしていること”についてお話ししていただきました。
 
ふたりめの講師は、中村雄介さん
中村さんが働く「特定非営利活動法人 暮らしづくりネットワーク北芝」は大阪府箕面市・萱野地域において、地域の課題解決に取り組む個人や団体・グループの支援をおこない、さまざまな人や活動をつなぐネットワークとして機能しています。その活動は多岐にわたり、今回は現場での取り組みの中から、”生活・居場所支援” “中間就労支援”のお話しを中心にお聞きしました。



 
どのお話しも興味深く、お伝えしたい言葉が沢山あるのですが、今回のテーマである「支援の穴をふさいでいく支援のあり方」という観点から、お二人のお話しの共通点を考えると、いかに支援のネットワークを張り巡らせ、活用していくかという点かもしれません。
支援を必要としているひとに対して、誰がどのように支援していくのかの正確な見極めと、地域における体制・システムの定期的・横断的な見直しの必要性。そして、必要な活動を生み出すために、関係機関の相互作用を大事にすること、お互いが少しだけ限界(既存の枠組み)を超えてみるということ…
臨場感タップリの原見さんの語りと、ユーモアに富んだ中村さんの語りに、参加者の皆さんはどんどん引き込まれていきました。
 
この日、会場に集まったのは約30名。若者支援に取り組む支援者や行政職員、現役の教師の方、テーマに関心をもって下さった市民の方など。講師のお二人の話を聞いて、参加者もテーマごとにテーブルに分かれて意見交換をしていきます。テーマは ”原見さん・中村さんのお話をもっと聞いてみたい” ”制度のはざまをどう埋めるか” ”福島の若者◯◯” … 閉会時間ギリギリまで、話し合いは続きました。
 

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ぜひ、この日のお話しの続きは、2月に開催する「第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会 in ふくしま」でできれば良いなとおもいます。今回の講師・中村さんは、実践交流会でもコーディネーター(テーマ別実践交流会「若者が参加する地域づくり」)を務めてくださいます。
 
ご参加いただいた皆さま、原見さん、中村さん、どうもありがとうございました。
次回は1月24日(日)白河市で「仕事おこしと若者」に関するプレワークショップを開催します。次回もお楽しみに。

第6回ワークショップレポート

『ひきこもりやニートが町おこし!?
~「中間的就労(仕事おこし)」という社会とのつながりを探る~』

1月24日に白河市にて「全国若者・ひきこもり協同実践交流会」第6回プレワークショップを行いました。
今回の講師は、古村伸宏さんと村岡佐由里さんのおふたり。
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古村さんは、日本労働者協同組合連合(ワーカーズコープ)の専務理事を務めていらっしゃいます。ユニークな自己紹介で会場をあたためてくださったあと、組織の成り立ちと理念を説明してくださり、その理念のもと展開してきた取り組みの数々を紹介してくださいました。
印象的だったのは、「雇用労働ではなく協同労働」というお話。ワーカーズコープは、雇われずに自分たちで仕事をつくりだし地域づくりに貢献する、というところからスタートしており、自分たちで自分たちの地域をよくしていくように日々活動されているとのこと。さらに、「労協ブランド清掃方式」についてのお話では「自分たちの仕事は何のためにあるのか」「自分たちが働けていればそれでいいわけではない」とのお話もあり、非常に考えさせられました。
よりよい仕事をしていこう、みんなでしていこう――協同実践なのだと、古村さんはおっしゃっていました。
 
村岡さんは、秋田県の藤里町社会福祉協議会で相談業務に携わっている方です。「目的は行商です!」と話し、藤里町社会福祉協議会で売り出しているキッシュなどの紹介をするというインパクトあるスタートでした。
藤里町の社会福祉協議会は、ひきこもり支援の事例として有名ですが、村岡さんは「対象を決めてやってきたわけではなかった」と語っていました。地域に福祉ニーズがあったから、それに応じて変化してきた。それが「藤里方式」とのこと。ニーズに対応して動いてみると人が集まり、そこでさらなるニーズが出てくるので対応する――そのサイクルを繰り返しながら、町民みんなに役割があり生涯現役でいられる町を目指しているとのお話でした。藤里町のみんなと一緒に、若者もお年寄りもみんなが暮らしていける地域づくりをしているところが、とても印象的でした。
 
講師からお話を聞いた後は、いくつかのテーブルに分かれての意見交換でした。
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「もっと古村さんのお話しを聞きたい」「もっと村岡さんのお話しを聞きたい」「『地域と協働する』視点で話したい」「『若者と協働する』視点で話したい」この4つをテーマとしましたが、どのテーブルも大変盛り上がっていました。特に、講師のお話をもっときくテーブルでは、質疑応答だけでなく参加者の方の現場の話も出され、そこから議論が深まっていく様子が見られました。あまりに盛り上がりすぎて、途中の席替えタイムでもほとんどの方が移動せず、夢中になっていました。
 
県内各地で実施してきたワークショップも、今回が最後。来月はいよいよ、「第11回 全国若者・ひきこもり協同実践交流会inふくしま」本番です。これまで各ワークショップで積み上げられた議論が、さらに深まっていくことが期待されます。ぜひ、ご参加ください!

現地見学(エクスカーション)ツアー

第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会inふくしま

現地見学(エクスカーション)ツアーのご案内

被災地に訪れ、現地を生で見ると共に、現地で活動する方々の実践に触れる体験型見学会を実践交流会のオプショナルツアーとして開催します。実践交流会前に、福島固有の課題に触れてみませんか?
エクスカーション

日時

2016年2月26日(金) 12:00〜

出発地

JR郡山駅(集合場所は参加する方におって連絡します。)

到着地

JR福島駅

申込定員

22名  添乗2名  (最少催行人数10名)

申込方法

メールにてお申し込みください。申込締切は2月12日です。
info_e-mail
件名に現地見学ツアー参加希望と記していただき、メール本文に参加される方の
氏名、年齢、所属、連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)を記してください。
(複数名の申し込みをされる場合は、連絡先は代表者の方のみお教えください。)

参加費

3000円(バス代)(当日はマイクロバスで移動します)
当日、徴収させていただきます。現金でのご準備をお願いいたします。

ツアー行程

12:00 郡山出発
     〜磐越自動車道〜
14:00 富岡町着  いまも避難が続く町のようすを見る
15:00 富岡駅出発
     〜国道6号線で大熊町・双葉町を経由しながら浪江町へ〜
16:00 浪江町着  浪江町役場、NPO法人JINなど視察
17:00 浪江町発
     〜南相馬(小高)経由南相馬市内〜
     〜飯館村(八木沢峠)経由福島行〜
19:30 福島駅到着/各自前泊ホテルへご案内

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写真左は富岡町/写真右は浪江町のようすです(どちらも2016年1月撮影)。

備考:交通情報

関西からお越しの方

peach利用  関西空港7:10発―仙台空港8:25着
JR-新幹線  仙台空港9:34発―(仙台)―郡山駅11:03着

関東からお越しの方

JR-新幹線  東京10:00発―郡山駅11:18着