テーマ別実践交流会⑤「ひきこもる家庭への支援」
ひきこもり支援の現場では、社会的孤立の観点からひきこもっていること自体を問題視する傾向があります。支援者や家族の多くは、家庭から一歩を踏み出させることにとらわれてしまうことも少なくありません。「ひきこもっている状態はよくないもので、それは防がないといけない」という考え方は、支援者や家族、ひきこもる若者自身を追い込んでしまうものではないでしょうか?
本テーマ別実践交流会では、ひきこもり状態も成長発達の一プロセスと捉え、ひきこもっている住まい・家庭にスポットをあて、家族との生活を通しての関係の持ち方、ひきこもっているときの有意義な過ごし方を探るなかで、ひきこもり状態としての1歩を考えていきます。
コーディネーター
山下仁子さん(福島:NPO法人ビーンズふくしま)
竹久輝顕さん(京都:公益財団法人京都市ユースサービス協会)
助言者:高垣忠一郎さん(大阪:心理臨床家)※2日目のみ参加
報告者
清水方人さん(京都:公益財団法人京都市ユースサービス協会)
田中敦さん(北海道:NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク)
秋田敦子さん(宮城:NPO法人わたげの会)
大会1日目タイムテーブル
15:00〜18:00 各報告者からの実践事例報告
コーディネーター紹介
趣旨説明
実践事例報告 3人の報告者から報告+質疑応答
*途中休憩(10分)をとります
大会2日目タイムテーブル
午前の部 グループディスカッション
参加者の実践交流と各現場での困りごとを中心に課題を共有する。
各グループには、コーディネーター・助言者がファシリテーターとして(報告者もそれぞれ分かれて)入る。
*3つの報告の掘り下げ・参加者の各実践現場での取り組みと抱える課題について
家というひとつの社会の中で、本人が安心して生活できる状態が確保できているか、
自信に繋がるものを見出して、状況改善の為の準備を進められる環境が整備されているか…
改善すべき課題、解決方等を一緒に考えていきます。
午後の部 パネルディスカッションと総括
午前中の各グループの課題を中心に、コーディネーター・助言者・報告者でのパネルディスカッション(参加者も巻き込みながら)と助言者による総括。
第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会inふくしまコーディネーターの実践報告も織り交ぜながら
パネルディスカッション 90分
休憩 10分
総括(高垣忠一郎) 50分