第12回全国若者・ひきこもり協同実践交流会in東京


お知らせ

2017/03/06 【東京大会】参加者は約1000名
2016/12/16 協賛金及び協賛広告のお願い
2016/11/25
 テーマ別分科会のご案内

参加者総数約1000名で無事終了いたしました

東京大会の参加者総数は約1000名となりました。多くのみなさんのご参加ならびにご協力、ありがとうございました。

3月5日(日曜日)の昼食について

駒澤大学学生食堂のご厚意により、学生食堂を特別にオープンしていただきます。
安くておいしい温かい食事が食べられます。みなさまのご利用をお待ちしております。
なお、営業時間は11時15分から12時45分までとなります。

チラシ・実施要項のダウンロード

大会チラシのダウンロード
実施要項(詳細案内)のダウンロード

 本大会テーマ:生きづらさに抗して、ともに生きる社会をつくる

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全体シンポジウム

■コーディネーター
南出吉祥さん(岐阜大学/JYCフォーラム)

■シンポジスト
佐藤真一郎さん(NPO法人文化学習協同ネットワーク/東京)
渡辺ゆりかさん(一般社団法人草の根ささえあいプロジェクト/愛知)
野中康寛さん(社会福祉法人一麦会 麦の郷/和歌山)

詳細はこちら

テーマ別分科会

くわしくはこちらをクリック! テーマ別分科会のご案内

懇親・交流会

分野をこえて出会い、交流します。

延長企画「ダイバーシティフットサルカップ(3/6)」

2017年3月6日(月)延長企画「ダイバーシティフットサルカップ」を開催いたします。
個人参加・チーム参加・ブース出店を募集中。
詳細・お申込は野武士Japanホームページから!

主催 JYCフォーラム(若者支援全国協同連絡会)・現地実行委員会

東京大会事務局

NPO法人ワーカーズコープ
NPO法人文化学習協同ネットワーク
NPO法人教育サポートセンターNIRE

〒142-0053東京都品川区中延5-6-14-2F(NPO法人教育サポートセンターNIRE内)
Tel 070-1251-4394(問い合わせ用)
Fax 03-3784-5609
Mail:tky.wakamono@gmail.com

JYCフォーラム事務局(NPO法人コミュニティワーク研究実践センター月形事業所内)

住所:061-0051 北海道樺戸郡月形町字本町8番地
Tel:080-4049-0615
※ 大変恐れ入りますが、他業務中はお電話を頂いてもすぐに電話に出られない場合があります。事務局から折り返しご連絡差し上げますので、留守番電話にメッセージを残して下されば幸いです。
Fax:0126-35-5414
Mail:info_e-mail

【東京大会】ふせんBooklet電子版配布開始。

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ふせんBooklet 電子版 配布開始しました。

「可能性をコラージュする」というコンセプトで交流会を盛り上げるフリンジ企画として実践されたのが「アイデアをコラージュしよう!」プロジェクトです。交流会に参加した方々を対象に3つの質問を投げかけ、その答えとしてのアイデアをふせんに書き込んでもらい、それらをアートボードに貼付けて一枚絵のコラージュ作品として仕上げようという企画でした。2日間で約450 枚ものふせんが集められ、最終的には幅8m ほどのアートボードにコラージュされた素敵な作品として仕上がりました。

大会参加お申込のご案内

お申込と受付の流れ

  1. こちらのフォームに必要事項をご入力の上、ご送信下さい。
  2. 宿泊ホテルの手配も同時にお申し込みいただけます。宿泊申し込みの受け付けは終了いたしました。
  3. 参加費は、当日会場にてお支払いください(現金のみ)
    2月25日以降にお振込を頂いた場合、受領証をお届けすることができません、万が一25日以降にお振込をされた場合には、必ず振込票の控えを会場までお持ちください。

【参加登録について】

●参加費  一般:3,000円 / 学生・当事者:1.000円
 *取消料は大会前日から100%申し受けます。

※「学生・若者」は自己申告です。収入がないなど、3,000円の支出が難しい方への参加を考慮した料金設定ですので、お支払い可能な方は、たとえ若者であっても、「一般」枠でのご参加をいただけると助かります。

【懇親会について】

●日時:2017年3月4日(土) 19:00~ 場所:駒澤大学 学生食堂
 会費:4,000円
 *取消料は大会前日から100%申し受けます。

【宿泊について】

 ※ 宿泊日 2017年3月4日(土)1泊朝食付消費税込
 ※ 最少催行人員:1 名様 添乗員:同行いたしません。

 ホテル名客室タイプ宿泊代金会場最寄り駅
1ホテル梶ヶ谷プラザシングル8,500円乗換なし 所要18分 「梶ヶ谷」駅徒歩8分
2川口第一ホテル溝の口シングル8,500円乗換なし 所要15分 「溝の口」駅徒歩1分
3ホテルKSPシングル9,500円乗換なし 所要15分 「溝の口」駅バス5分
4東横イン武蔵中原駅前シングル7,500円1回乗換 所要25分 「武蔵中原」駅徒歩1分
5東横イン旗の台南口シングル7,500円1回乗換 所要28分 「旗の台」駅徒歩3分
6東横イン品川大井町シングル7,500円1回乗換 所要35分 「大井町」駅徒歩3分

大会参加・宿泊プランの申込のご案内(PDF)

お申込に関するお問合せ先

観光庁長官登録旅行業第84号 株式会社富士国際旅行社
〒160-0022 東京都新宿区新宿 2-11-7 宮庭ビル4階
 TEL:03-3357-3377 FAX:03-3357-3317
営業時間:月~金曜日/AM9:30~PM6:00(休業日:土日・祝日)
総合旅行業務取扱管理者:小野寺研一

旅行業取扱管理者とはお客さまの旅行を取り扱う営業所での取引責任者です。
ご契約に関し担当者からのご説明に不明の点がありましたら、ご遠慮なく上記旅行業務取扱管理者にご質問ください。

旅行企画・実施:株式会社富士国際旅行社 一般社団法人日本旅行業協会正会員

宿泊ホテルをお申込の方は、下記の旅行条件を必ずお読みください

国内募集型企画旅行ご旅行条件書(要約)

  • この旅行条件は、宿泊ホテルの予約に適用されます。大会参加、懇親会等には適用されません。ホテルを お申込みの際には、必ず旅行条件書をご確認いただき、事前に内容をご確認の上、お申し込みください。
  • 募集型旅行契約/この旅行は株式会社富士国際旅行社(東京都新宿区新宿 2-11-7 宮庭ビル4階 以下「当社」という)が企画・実施する旅行であり、この旅行に参加されるお客様は当社と募集型企画旅行契約(以下「旅行契約」という)を締結することになります。旅行条件は、下記面及び当社旅行業約款募集型企画旅行契約の部によります。
  • 旅行のお申し込み及び契約成立時期/(1)別紙の宿泊申込書に所定の事項を記入し、大会参加申込書と一緒にお申し込みください。(2)旅行契約は、当社が契約の締結を承諾し、旅行代金受領したときに成立するものとします。但し、本契約に関しましては、ご予約確認書に記載の金額に基づくお振込が完了した時点で、旅行契約が成立したものとします。ご入金の確認後に、弊社から「受領書」をお送りいたします。
  • 旅行代金に含まれるもの/宿泊代、朝食代、サービス料及び消費税等諸税。これらの費用は、お客様の都合により一部利用されなくても原則として払い戻しいたしません。(ご案内に含まれない諸費用及び個人的費用 は含みません。)
  • 特別補償/(宿泊ホテル予約に適用されます。大会参加、懇親会等には適用されませんので、ご了承ください。)当社は、当社又は当社が手配を代行させた者の故意又は過失の有無にかかわらず、募集型企画旅行約款 別紙特別補償規程に基づき、お客様が募集型企画旅行参加中に急激かつ偶然な外来の事故により、その身体、 生命又は手荷物等に被った一定の損害について、以下の金額の範囲において、補償金又は見舞金を支払います。・死亡補償金:1500 万円・入院見舞金:2~20 万円・通院見舞金:1~5万円・携行品損害補償金:お客様 1名につき~15万円(但し、補償対象品1個あたり10万円を限度とします。)身体外部から有毒ガス又は有毒物質を偶然かつ一時に吸入、吸収又は摂取したときに急激に生ずる中毒症状(継続的に吸入、吸収又は摂取 した結果生ずる中毒症状を除きます。)を含みます。ただし、細菌性食物中毒は含みません。

<免責事項>

  • 国内旅行保険への加入について/旅行先において、けがをした場合、多額の治療費、移送費等がかかることがあります。また、事故の場合、加害者への損害賠償請求や賠償金の回収が大変困難であるのが実情です。これらの治療費、移送費、また、死亡・後遺障害等を担保するため、お客様自身で充分な額の国内旅行保険に加 入することをお勧めします。詳細・お申し込みは富士国際旅行社までお問合せください。
  • 事故等のお申出について/旅行中に事故などが生じた場合は、直ちに現地係員・運送・宿泊機関等旅行サービス提供機関、又は、お申込み個所にご通知ください。(もし、通知できない事情がある場合は、その事情がなくなり次第ご通知ください。)
  • 個人情報の取扱いについて/当社は、旅行申込の際に提出された申込書等に記載された個人情報について、お客様との間の連絡のために利用させていただくほか、お客様がお申し込みいただいた旅行において運送・宿泊機関等の提供するサービスの手配及びそれらのサービス受領のために手続に必要な範囲で利用させていただきます。また、大会運営に伴い、情報共有のために大会主催事務局へ情報を提出し利用させていただきます。
  • 旅行条件・旅行代金の基準/この旅行条件は2016年12月1日現在を基準としています。又、旅行代金は2016年12月1日現在の有効な運賃・規則を基準として算出しています。

旅行企画・実施 観光庁長官登録旅行業第84号 日本旅行業協会正会員 株式会社富士国際旅行社

〒160-0022 東京都新宿区新宿 2-11-7 宮庭ビル4階
TEL:03-3357-3377 FAX:03-3357-3317
営業時間:月~金曜日/AM9:30~PM6:00(休業日:土日・祝日)
担当:小野寺

お申込フォーム

大会参加・宿泊プランの申込のご案内(PDF)

東京大会シンポジウム

ともに学び合う実践交流から、ともに創り出す協同実践に向けて

この集会では、「実践者同士の出会いと交流、学びの場」を軸に据えながら、その時々において直面している課題について、現場の実践に根ざした検討を進めてきました。そのなかで、「居場所/しごと/暮らし(住まい)」という実践領域の区分や、「〈支援〉から〈協同実践〉へ」という実践主体のスタンスなどを見出してきました。
それらを踏まえつつ、本大会ではもう一歩踏み込んで、実践者同士が「学ぶ/交流する」というだけでなく、「創造する」という次元にもアプローチしてみたいと思います。制度・政策も含めて、私たちはどういった社会を展望していけるのか。「ともに生きる社会をつくる」というテーマに即しながら、語り合ってみたいと思います。

コーディネーター

南出吉祥さん(岐阜大学/JYCフォーラム)

シンポジスト

佐藤真一郎さん(NPO法人文化学習協同ネットワーク/東京)
渡辺ゆりかさん(一般社団法人草の根ささえあいプロジェクト/愛知)
野中康寛さん(社会福祉法人一麦会 麦の郷/和歌山)

第12回全国若者・ひきこもり協同実践交流会in東京報告集

第12回 全国若者・ひきこもり協同実践交流会in東京 報告集

報告集発刊に寄せて

 集会がはじまって第2回開催地が東京・三鷹市360名参加の開催、それから10年が経ち、今回第12回1000名の参加を得て、次の富山大会へと引き継がれることとなりました。ひきこもり支援者の学習会から、若者の社会的孤立の課題を抱える様々な方々が結集し、実践を交流しあうなかで、それぞれの立場を尊重しつつもお互いに共通の課題に向けての議論・協同への一歩を踏み出した意味ある大会であったと実感しています。

 大会作りから、公的な機関も含む支援者・当事者・親・研究者が分科会の内容作りに参画し、また、若者たちが集会要旨集のデザインをはじめ会場装飾、シンポジウムや各分科会の会場前では各地の実践現場で作られた商品や活動の紹介コーナーも設置、さらに、コンサートとしての後夜祭、翌日の延長企画としてのフットサル大会と、若者が主体的に集会に参画する形も出来上がってきています。

 集会の軸である分科会は、8つのカテゴリー(居場所・住まい・仕事・地域・官民連携・発達/精神障害・学校連携・性)をさらに細分化し14の分科会で実践発表はもとより、2日間にわたる活発な議論が展開され、実践とそれに基づく議論の幾つかのカテゴリーが定まってきた集会となりました。詳細はこの報告集をお読みいただければ、それぞれの分科会の議論がどう展開されたかわかっていただけるかと思います。

 今、若者支援を取り巻く情勢は、法制度やそれに基づく事業の細分化が進み、ターゲット的な支援の方向性がより強くなっています。特に、社会的孤立に陥っている若者に対する公的な支援は、より困難な状況になっています。このような時代だからこそ、支援するされる関係を越えて、お互いがお互いの立場を理解しつつ、大きなくくりでの実践者として、実践者同士が各地域で地域の状態に合わせた協同の形を作ることで、社会から孤立する若者が地域の主体になる取り組みを進めていけるものと思います。

 この報告集が、大会に参加した方だけではなく、日々実践者として各地で取り組んでいる方の手にも渡り、共に実践を議論しあえる材料となっていくことを願っています。若者が、地域の次世代をつくっていく主体となっていく、この活動を共に広め、深めていきましょう。

JYCフォーラム(若者支援全国協同連絡会)
事務局長 穴澤義晴

第12回 全国若者・ひきこもり協同実践交流会in東京 報告集

価格:800円(送料別途200円)

ページ数:101頁

発行年月日:2017年6月1日

発行
JYCフォーラム(若者支援全国協同連絡会)
全国若者・ひきこもり協同実践交流会in東京現地実行委員会

購入希望の方へ

郵送等で販売いたしますので、全国事務局(info_e-mail)まで、お問合わせ・お申込みください。

第12回 全国若者・ひきこもり協同実践交流会in東京 要旨集

価格:1,000円(送料込)

要旨集 & 報告集セット価格:2,000円(送料込)

全国事務局(info_e-mail)まで、お問合わせ・お申込みください。

第12回東京大会テーマ別分科会のご案内

今年の分科会は8つのカテゴリーをおき、14のテーマにわかれています。それぞれのテーマごとに2日間にわたって実践報告や議論を展開していきます。また、カテゴリーごとに全体会や基調講演の企画もしています。

分科会タイムテーブル

分科会タイムテーブル

A 多様な居場所をつなぐ

いろいろな意味を込めて用いられる「居場所」について、その多様性を認め合いながら、その意義と課題をさぐります。

分科会A-1 支援者の想い/若者のニーズ

セッションⅠ 実践報告
セッションⅡ ワークショップ
居場所づくりへの思いと当事者の期待、それぞれの立場を超えた対話から探ります
セッションⅢ パネルトーク
居場所に関わるすべての人たちの願いや希望を共有します

分科会A-2 居場所で出会うジレンマ

セッションⅠ 実践報告
セッションⅡ ワークショップ
「こうできたらいいな」と「実際はこんな状況…」の両方をだしあって、ギャップを埋めるための知恵を探ります
セッションⅢ パネルトーク
居場所の「いま」と「これから」をつなげていくためにできることを考えていきます

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B 住まい・生活を視点として

ひきこもり・生活困窮者等の課題を、「家庭の支援」「一歩踏み出す住まいの支援」の両側面から考えます。

シンポジウム

■シンポジスト
湯浅誠さん(社会活動家・法政大学/東京)
谷口仁史さん(NPO法人ステューデントサポートフェイス/佐賀)
川北稔さん(愛知教育大学/愛知)

分科会B-3 ひきこもる家庭への支援
分科会B-4 支援の場として「住まい」を考える

詳細…

C ともにはたらく

職場と若者がともに「より良いはたらき方」を模索する実践から課題を共有し、その解決策を探ります。

基調講演 ともにはたらく

駒宮博男(NPO法人地域再生機構/岐阜)

分科会C-5 「しごと」づくり
分科会C-6 ともにはたらく職場へ

詳細…

D 生き心地のよい多世代共生を育む地域づくり

「暮らし・学び・働き」を結んで、若者が成長する地域づくりの実践とそれを通じた政策づくりを展望します。

基調講演 誰もが排除されない当事者主体の仕事づくり・地域づくり

向谷地生良(社会福祉法人浦河べてるの家/北海道)

分科会D-7 地域の課題を仕事にする若者の働き方・暮らし方
分科会D-8 若者の学びと育ちを支える、地域と政策づくりの展望

詳細…

E 官民でひらく若者支援

若者をとりまく問題が政策課題となってようやく10年。草の根で担ってきた民間と自治体・国の施策の協同実践を検証します。

シンポジウム 官民でひらく若者支援

■シンポジスト
宮本みち子さん(放送大学/千葉)
保坂展人さん(世田谷区長/東京)

■コーディネーター
佐藤洋作さん(NPO法人文化学習協同ネットワーク/東京)

分科会E-9 自治体若者政策
分科会E-10 若者自立挑戦プランから13年、若者施策の現場での展開

詳細…

F 若者支援と発達障害・精神障害

発達障害や精神障害をもつ若者たちを包摂する協同実践はどうあるべきか、各地での取り組みを交えて考えます。

基調講演

山本耕平さん(立命館大学)

分科会F-11 支援現場で出会う若者たちが持つ「特性」をどう理解するか
分科会F-12 様々な特性を持つ若者たちの「次の一歩」をどう支えるか

詳細…

G 不登校・フリースクールをめぐる行政と民間の連携

昨年12月に成立した「教育機会確保法」や「不登校に関する調査研究協力者会議」「フリースクール等に関する検討会議」などの有識者会議の答申、その他の施策を議論のきっかけにし、より良い不登校支援の在り方をともに考えていきたいと思っています。行政との連携によって民間団体の活動を活性化させ、より多くの支援を求める人に届けていくことはもちろん、民間の親の会やフリースクール等の場で培ってきた実践や知見を行政とも共有することにより、不登校の子どもやその家族が求める支援の在り方が地域・社会に広がっていくことを願い、基調報告と実践レポート、参加者同士の意見交換の時間を用意して、皆様のご参加をお待ちしています。

基調報告

古庄健さん(登校拒否・不登校問題全国連絡会/大阪)
奥地圭子(東京シューレ/東京)
文部科学省より(予定)

分科会G-13 フリースクール・親の会と地域・行政のパートナーシップの構築に向けて

詳細…

H「若者の性」と支援の課題

分科会H-14 語られなかった性の課題にともに向き合う

「性」は若者にとって切実な課題でありつつも、支援の現場ではなかなか取り上げられづらいといった側面があります。それゆえ、悩みを表に出せず抱え込んでしまったり、支援者の側も属人的な対応を余儀なくされるといった傾向がみられます。多様な論点が想定しうる「若者の性」における支援の実践課題ですが、本分科会では「性差・性規範」「性の多様性」という2つの軸に絞り、以下のタイムスケジュールに即して検討を行います。

 セッション1 1日目 16:00-18:00
分科会H-14-1 ひきこもり支援における性差

セッション2 2日目 9:30-11:30
分科会H-14-2 若者支援と性の多様性

セッション3 2日目 12:30-14:30
分科会H-14-3 「若者の性」と支援の課題

詳細…

【分科会A】多様な居場所をつなぐ

【分科会A】多様な居場所をつなぐ

若者支援の現場においても「居場所」は支援形態の一つとして定着してきたように見えます。しかしこの言葉に込められた期待や理念も、その思いによってつくりあげられてきた実践の内実も、あまりに様々です。こうした多様性こそが「居場所」実践のひろがりを支えている一方で、誤解やすれ違いが引き起こされたり、課題の共有が進まなかったりといった問題も生まれています。そこでブロックAでは、「立場性と期待(分科会1)」「理念と現実的課題(分科会2)」という切り口をもとに、「居場所」の多様性について対話を深めたいと思います。

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分科会A-1 支援者の思い/若者のニーズ

若者支援に携わる人々が「居場所」について「このような場をつくりたい」と考えているのと同じように、「このような場がほしい」という若者たちによる「居場所」へのニーズも存在しています。多様な人々が参加する「居場所」においてはそれへの「期待」もまた多様なものとなります。そしてそれは、時に葛藤を呼び起こしたり、時に新しい実践が生み出されるきっかけになったりするのかもしれません。
この分科会では「居場所」を構成する両者、すなわち支援者と若者、による「居場所」への「期待」について考えることを通して、「居場所」がいかなる場であることを求められており、そうした期待に対していかなる場でありうるのか考えていきます。

■コーディネーター

御旅屋 達さん(東京大学)
井利 由利さん(公益社団法人青少年健康センター(茗荷谷クラブ))

■コメンテーター

原 未来さん(滋賀県立大学)

■実践報告

入山 頌さん(国立市公民館・コーヒーハウス)
割田 大悟さん(ひきこもり当事者グループ「ひき桜」in横浜)
長谷川 知広さん(NPO法人ビッグイシュー基金)

分科会A-2 居場所で出会うジレンマ

思いをもって立ち上げられた「居場所」は、日常的なかかわりを丁寧に編むことで、築かれていくものですが、支援者は日々の運営や目の前の課題に忙殺されることもしばしばです。しかし、目の前の課題(現実)に追われていると、自分たちがめざしている理念や思いの実現(未来)に向けて、日々の運営や対応ができているのか疑問を感じることもあるのではないでしょうか。しかし、未来に向けた活動を日々積み重ねているという実感がもてないと、日々の活動にやりがいやみとおしを感じづらくなり、負担感や徒労感を感じることもでてきます。
そこで、この分科会では、現実的課題と未来に向けた理念とのつながりをさぐり、どのようにして理念の実現を意識した日々のかかわりを紡いでいけるか、ともに考えたいと思います。

■コーディネーター

井口 啓太郎さん(国立市立公民館/東京)
阿比留 久美さん(早稲田大学)

■コメンテーター

野中 康寛さん(社会福祉法人一麦会 麦の郷/和歌山)

■実践報告

朝日 華子さん(NPO法人茨城居場所研究会)
森下 徹さん(NPO法人グローバル・シップス こうべ(愛称 NOAH/ノア))
清水 方人さん(公益財団法人京都市ユースサービス協会)

【分科会B】住まい・生活を視点として

【分科会B】住まい・生活を視点として

ひきこもり・生活困窮者等の課題を、「家庭の支援」「一歩踏み出す住まいの支援」の両側面から考えます。

分科会B シンポジウム

■シンポジスト

湯浅誠さん(社会活動家・法政大学/東京)
谷口仁史さん(NPO法人NPOステューデントサポートフェイス/佐賀)
川北稔さん(愛知教育大学/愛知)

分科会B-3 ひきこもる家庭への支援

昨年度より生活困窮者自立支援制度が開始され、ひきこもりへの対応もこの支援制度で対応可能となっています。しかし、生活困窮者支援とひきこもり支援には、支援機関と当事者・家族との間、他の支援機関との間にまだまだ壁が存在しているのではないでしょうか。家族・当事者は、ひきこもりの相談を生活困窮としてどう相談すべきか、支援機関は、ひきこもりをどう捉え、ひきこもる家庭にどう対応しどこまで対応すべきか、悩んでいることだと思います。
今回は、生活困窮者自立支援の現場とひきこもりに対応する様々な機関、保健所・ひきこもり支援センター・訪問支援団体・家族会・当事者会・若者サポステ等がそれぞれの現場での実践を交流することで、ひきこもりへの理解を深めるとともに、アウトリーチ(訪問支援)のあり方について考えていきたいと思います。

■コーディネーター

中川健史さん(NPO法人仕事工房ポポロ/岐阜)
橘 孝さん(NPO法人教育サポートセンターNIRE/東京)

■コメンテーター

川北稔さん(愛知教育大学)

■実践報告

上田理香さん(KHJ全国ひきこもり家族会連合会/東京)
丸山康彦さん(ヒューマン・スタジオ/東京)
豊永利香さん(NPO法人つむぎの森/岐阜)

分科会B-4 支援の場としての「住まい」を考える

住んでいる環境の課題が重く、なかなか自立への一歩が踏み出せない状態を抱える若者も少なくないのではないでしょうか。家族関係の悪化、親子の共依存、貧困、ホームレス状態等様々な困難を抱えて住まいを変えないといけない状態や、前向きに、ひきこもった状態からの1歩として、就労への1歩としてまず住む場所を変えてやり直すという手法も考えられます。
ひきこもり状態からの1歩としての住む場の支援とは、様々な事情で住む場所を変えないといけない状況に立たされた時の住む場の支援とはどうあるべきなのかを考えていきます。相談支援機関/就労支援機関の近所へ引っ越しての一人暮らし・共同生活・シェアハウスの実践を参考に、それぞれの若者の状態に併せた住む場作りとは、また、住む場における段階的な支援のあり方とは、について議論を深めていきます。

■コーディネーター

佐藤吉行さん(NPO法人グッド/東京)
綿貫公平さん(NPO法人文化学習協同ネットワーク/東京)

■コメンテーター

穴澤義晴さん(NPO 法人コミュニティワーク研究実践センター/北海道)

■実践報告

佐藤吉行さん(NPO法人グッド/東京)
恒松大輔さん(社会福祉法人子供の家/東京)
横山泰三さん(NPO法人わかもの国際支援協会/京都)
岸田久恵さん(猫の足あと/東京)

【分科会C】ともにはたらく

【分科会C】ともにはたらく

皆さんの会社では将来を担う若い従業員はいますか。少子高齢 化が言われる一方で就労できない若者が増えています。彼らは働 きやすい労働環境さえ整えば能力を発揮し、企業の担い手として 一歩一歩育っていくことでしょう。彼らを含め多様な人たちが働 ける企業こそが将来発展することでしょう。先ずは彼らの思いと 夢に触れてみませんか。

有限会社ユタカサービス 会長 森下 彰

基調講演(分科会5‐6共通)「ともにはたらく」

駒宮博男(NPO法人地域再生機構/岐阜)

分科会C-5 「しごと」づくり

若者の「はたらく」困難は、将来の見通しが見えない「非正規労働」や効率重視営の「働かせ方」による社会全体の「生きづらさ」と通底しています。「はたらく」ことは、収入を得る営みだけでなく、「しごと」を通して他者や地域に働きかけ、生き心地よくしていくことでもあります。それは、自己有用感、他者との繋がり、連帯感と生命観を育む営みです。こうして人々が繋がりを取り戻し、尊厳と豊かさを再構築する新たな「しごと」づくりの協同実践が、「ともに働く」ことを基盤とした「ともに生きる」地域づくりと結ぶ展望を語り合います。

■パネリスト

杉田健一(NPO法人縁活/滋賀県)
飯島 学(一般社団法人Moonlight Project 太鼓集団響/埼玉県)
竹森幸太(NPO法人ワーカーズコープ登米地域福祉市場所/宮城県)

■コーディネーター

古村伸宏(日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会/東京)
楠野晋一(一般社団法人共同総合研究所/東京)

■コメンテーター

大高研道(聖学院大学)

分科会C-6 ともにはたらく職場へ

日本の雇用を支えてきた新規一括採用、年功序列型賃金、終身雇用などの制度が崩壊し、新たな働き方の提案が求められる時代の転換期を迎えています。そんな中、企業・事業所が若者を受け入れる取り組みが広がり、さらに受け入れ企業のネットワークをつくる取り組みも始まっています。しかし現場では、若者、企業、そして支援団体にも戸惑いがあるという側面もあります。これらの現状を押さえた上で、企業と若者をつなぐ上での課題を明らかにし、解決策を考えていきます。若者の参加も大歓迎です。

■パネリスト

岩永牧人(ユニバーサル就労ネットワークちば/千葉県)
三鴨みちこ(東京中小企業家同友会障害者委員会/東京)

■コーディネーター

橋本光生(わかもの就労ネットワーク/東京)
高橋 薫(NPO法人文化学習協同ネットワーク/東京)

■コメンテーター

小杉礼子(独立行政法人労働政策研究・研修機構)

【分科会D】生き心地のよい多世代共生を育む地域づくり

【分科会D】生き心地のよい多世代共生を育む地域

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「暮らし・学び・働き」を結んで、若者が成長する地域づくりの実践とそれを通じた政策づくりを展望します。

分科会D基調講演「誰もが排除されない当事者主体の仕事づくり・地域づくり」

向谷地生良さん(社会福祉法人浦河べてるの家/北海道)

分科会D-7 地域の課題を仕事にする若者の働き方・暮らし方

若者が持っている潜在的な力は、地域の課題と真正面から向き合い、「はたらく」ことを通して豊かに発揮されます。そして、“人”は人と出会い、地域社会と関わり、「仕事」を通して人間的に成長し大人になります。地域の弱体化は人を育む力を弱め排除される者をつくっているのではないでしょうか。
若者と地域の関係性を考えるうえで、若者が学び、人間的に成長できる仕事を地域からつくり出すとはどういうことか、地域課題に真正面から向き合い、実践の中から解決の糸口を手繰り寄せた事例などから学び合います。そして、若者も参加し、誰もが活き心地のよい、多世代共生を育むみんなの地域づくりとは、実践事例を通してその在り方をみなさんと共に考えていきたいと思います。

■コーディネーター

志波早苗さん(生活サポート生活協同組合・東京)
中村雄介さん(NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝/大阪)

■コメンテーター

川本健太郎さん(立正大学)

■実践報告

塚越敎子(NPO法人くらし協同館なかよし/茨城)
岩下紗矢香(地域協同組合無茶々園/愛媛)
中桐康介(NPO法人長居公演元気ネット(オシテルヤ)/大阪)

分科会D-8 若者の学びと育ちを育む地域と政策づくりの展望

自分の思いややりたいことに地域のさまざまな課題を重ねて取り組む若者たちが、山村や地方都市、大都市の下町で様々な活動を広げていいます。各地域の先進的な地域づくり政策、多様な支援者ネットワークが地域課題の受け皿を作っている実践、都市から農村等に移り住んでいる実例など、遊びや学びを通して、若者が地域づくりに主体的に参加する多様な実践から学び合います。
そして、制度を活かす地域づくり、制度を活用した地域のつながりづくりの実践の内実を深め合い、誰もが排除されず、若者が主体的に学び、成長するための地域づくりの可能性と課題、政策づくりへの展望をみなさんと一緒に探りたいと思います。

■コーディネーター

玉木信博さん(労働者協同組合連合会/長野)
竹内佑一さん(PSIカウンセリング/大阪)

■コメンテーター

田中夏子さん(協同組合研究者/長野)

■実践報告

藤井裕也(NPO法人山村エンタープライズ/岡山)
島村恒平(あいとうふくしモール/滋賀)
端山聡子(横浜美術館教育普及グループ教育プロジェクト/神奈川)
辻岡徹也(NPO法人Design Net-works Association/群馬)

【分科会E】官民でひらく若者支援

【分科会E】官民でひらく若者支援

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若者を取り巻く問題が政策課題となってようやく十年、地域若者サポートステーションに来所する若者の背景は様々であるという現状が明らかになるにしたがって、メンタルケアから就労支援まで多様なサービスが作り出されてきた。居場所から学びなおしプログラムなど、民間と行政が切り開いてきた若者支援サービスは豊かな広がりを見せてきたといえる。しかしながら、まだ十分に若者ニーズにこたえられていない。自治体の若者サービスもまだまだだが、それでも行政横断的な調整部局を設定して包括的な若者施策をおしすすめきたようとする自治体も生まれてきた。サポステの取り組みや自治体の試みなどから学びながら支援施策の課題や方向性を検証する。

分科会Eシンポジウム 官民でひらく若者支援

当初(若者サポートステーション等)国の雇用政策から構築されてきた若者支援施策であるが、来所する若者の困難の多様な背景が明らかになるにつれ、これに応える自治体での取組も要請されてきた。横断的な調整部局を設置して包括的な若者施策を進める自治体も生まれてきた。「若者支援担当課」を設置するなど、精力的に若者施策を推進する世田谷区の取組にまなびながら、今後の若者施策の課題や方向性について考える。

■シンポジスト

宮本みち子さん(放送大学)
保坂展人さん(世田谷区長/東京)

■コーディネーター

佐藤洋作さん(NPO法人文化学習協同ネットワーク/東京)

分科会E-9 自治体若者政策

さまざまな分野にまたがる各種制度をどのように組み合わせ、全体としての「若者政策」を構築していけるか。福祉、教育、雇用などの専門機関の連携、行政と民間との連携はどのように進んでいるのか。さらには、若者支援ネットワークは機能しているのか、先駆的・挑戦的な自治体の取り組みの実践から学びます。

■コーディネーター

篠原健太郎さん(労働者協同組合連合会/東京)
佐藤洋作さん(NPO法人文化学習協同ネットワーク/東京)

■コメンテーター

西岡正次さん(A‘ワーク創造館/大阪)

■実践報告

安形 和倫さん(横浜市こども青少年局青少年育成課/神奈川)
谷口 仁史さん(NPO 法人スチューデント・サポート・フェイス/佐賀)
金川 浩人さん(弘前市健康福祉部就労自立支援室/青森)

分科会E-10 若者自立挑戦プランから13年、若者施策現場での展開

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2003年「若者自立挑戦プラン」から、国の施策として若者課題がテーマになって約十年が経ちました。ここでは、「地域若者サポートステーション(サポステ)」を軸とした「就労課題」としてはじまった、国の「人生前半期の社会保障施策」の到達と課題を、「実践者の側」から検証していきます。
施策は、ひとつに、数値成果だけではない意味あいや存在意義を持ってきています。同時に、「設置要項」等で示された事業内容をこえたニーズが寄せられることも多くあります。
国の若者施策が本格展開をはじめてからの十年で、地域の市民や諸機関・時には自治体から、どんなニーズが寄せられ、また掘り起こされ、そして現場ではそれにどう対峙しているのか、また、国の事業として施策が展開してきたことによって、各地域で、「数値のみには回収されない成果」がどのようにうまれ、意味あいをもってきているのか、二つの視点を軸に、「若者施策」十年の到達と課題を検証していきます。

■コーディネーター

藤井智さん(NPO法人文化学習協同ネットワーク/東京)

■コメンテーター

宮本みち子さん(放送大学)

■実践報告

北川裕士さん(労働者協同組合連合会/東京)
「若者支援から生き方・働き方の創造へ」

山本賢司さん(認定NPO法人育て上げネット/東京)
「法人のミッション実現と若者施策」

【分科会F】若者支援と発達障害・精神障害

【分科会F】若者支援と発達障害・精神障害

発達障害や精神障害をもつ若者たちを包摂する協同実践はどうあるべきか、各地での取り組みを交えて考えます。

分科会F基調講演

山本耕平さん(立命館大学)

分科会F-11 支援現場で出会う若者たちがもつ「特性」をどう理解するか

若者支援の現場には、さまざまな背景を持つ若者たちが訪れます。発達障害や精神障害について、ハッキリとしたことがわかっている場合もあれば、本人や家族も気がついていないケースもあります。中には危機的で緊急の介入を判断しなければならないケースもありますが、医師や臨床心理士などの専門家が身近におらず、本人や家族への対応に苦慮している支援者(ワーカー)も少なくありません。また、こうした緊急の場合は、医師や臨床心理士にとっても判断の難しいケースは多くあります。緊急事例への対応も含めつつ、この小分科会では、支援の入り口にあたる時期に焦点をあて、「支援現場ではどのように見立てをおこっているのか」「本人や家族にどのように伝えているか」など、各地での実践を紹介しながら、参加者と意見交流をおこないたいと思います。

■コーディネーター

岡部茜さん(立命館大学大学院)
朴明生さん(NPO法人まひろ/東京)

■コメンテーター

山本耕平さん(立命館大学)

■実践報告

朴明生さん(NPO法人まひろ/東京)
森橋美穂さん(社会福祉法人一麦会 麦の郷/和歌山)
萩尾宏子さん(滋賀県立精神保健福祉センター/滋賀)

分科会F-12 様々な特性を持つ若者たちの「次の一歩」をどう支えるか

若者たちは、発達障害や精神障害などの特性と向き合いつつ、支援者(ワーカー)や仲間たちとの信頼関係を土台に、自信を持って「次の一歩」へ踏み出していかなければなりません。しかし、「次の一歩」を踏み出すことに若者自身が躊躇したり、支援者(ワーカー)側が若者と一緒にどこを向いていけばよいのか悩み迷うことも少なくありません。医療機関だけでなく、就労移行支援事業所やデイサービスなどの支援ネットワークは広がりつつありますが、まだまだ支援者(ワーカー)同士の関係は発展途上です。本分科会では、若者たちが持つ「強み」を活かした面白みのある豊かな「次の一歩」のさまざまな工夫と、地域ネットワークづくりについて、各地の実践報告を参考にしながら、参加者と意見交流をおこないたいと思います。

■コーディネーター

中塚史行さん(NPO法人教育サポートセンターNIRE/東京)
永塚賢二さん(NPO法人ゆどうふ/東京)

■コメンテーター

尾崎ミオさん(NPO法人東京都自閉症協会/東京)

■実践報告

田中敦さん(NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク/北海道)
神長涼さん(NPO法人東京都自閉症協会/東京)
中塚史行さん(NPO法人教育サポートセンターNIRE/東京)

【分科会G】不登校・フリースクールをめぐる行政と民間の連携

【分科会G】不登校・フリースクールをめぐる行政と民間の連携

昨年12月に成立した「教育機会確保法」や「不登校に関する調査研究協力者会議」「フリースクール等に関する検討会議」などの有識者会議の答申、その他の施策を議論のきっかけにし、より良い不登校支援の在り方をともに考えていきたいと思っています。行政との連携によって民間団体の活動を活性化させ、より多くの支援を求める人に届けていくことはもちろん、民間の親の会やフリースクール等の場で培ってきた実践や知見を行政とも共有することにより、不登校の子どもやその家族が求める支援の在り方が地域・社会に広がっていくことを願い、基調報告と実践レポート、参加者同士の意見交換の時間を用意して、皆様のご参加をお待ちしています。

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分科会G 基調報告

古庄健さん(登校拒否・不登校問題全国連絡会/大阪)
奥地圭子さん(東京シューレ/東京)
文部科学省より(予定)

分科会G-13 フリースクール、親の会と地域・行政のパートナーシップの構築に向けて

フリースクール、親の会と地域・行政の連携による不登校支援に向けて「教育機会確保法案」の発表以来、全国の親の会や支援者、行政、国会など様々な場所で、不登校支援のあり方、子どもの学習権の保障、公教育や学校外での学びのあり方などの議論が活発におこなわれています。
様々な意見や主張が飛び交うなかで、法案の中身はフリースクール支援から不登校支援に軸足を移した内容に変わりましたが、「民間団体との連携」や「学校復帰のみにこだわらない支援のあり方」の必要性が打ち出されたことは一つの成果と言えるでしょう。
しかし、これまで学校復帰のみを目的としてきた学校現場とどのように関係を築き、当事者主体の不登校支援のかたちをどうつくっていくのか、公教育の充実や学校外での子どもの学習権の保障をどう具体化していくかについてはまだまだ議論が必要です。
そこで、この分科会では、不登校支援を実効性のあるものとし、子どもたちが安心して学び、休み、育つことのできる社会を実現するため、官民の連携のあり方を議論します。

■コーディネーター

古庄健さん(登校拒否・不登校問題全国連絡会/大阪)
松島裕之さん(NPO法人フリースクール全国ネットワーク)
山本尚由さん(不登校・登校拒否を考える東京の会/東京)

■コメンテーター

横井敏郎さん(北海道大学)

■実践報告

木村真一さん(高根沢町教育委員会/栃木)
芳村寿美子さん(高根沢町フリースペース「ひよこの家」/栃木)
奥地圭子さん(東京シューレ/東京)
中村国男さん(東京シューレ/東京)

【分科会H】「若者の性」と支援の課題

【分科会H】「若者の性」と支援の課題

「性」に関する思い、悩みは毎日のように感じているのになかなか人に話す機会が少なかったりします。それは若者、ひきこもり支援の現場でも同じです。この分科会では、今現場で何が起きているかについて参加者が理解をし、今後どのような取り組みが必要かについて話し合えたらと思っています。

NPO 法人ゆどうふ 辻岡秀夫

分科会H-14 語られなかった性の課題にともに向き合う

「性」は若者にとって切実な課題でありつつも、支援の現場ではなかなか取り上げられづらいといった側面があります。それゆえ、悩みを表に出せず抱え込んでしまったり、支援者の側も属人的な対応を余儀なくされるといった傾向がみられます。多様な論点が想定しうる「若者の性」における支援の実践課題ですが、本分科会では「性差・性規範」「性の多様性」という2つの軸に絞り、以下のタイムスケジュールに即して検討を行います。

セッション1 1日目 16:00-18:00

分科会H-14-1 ひきこもり支援における性差

(支援現場における性差、男性/女性ならではの生きにくさ、居場所としての女子会など)

このセッションでは、若者・ひきこもり支援の現場でみられるジェンダー差およびその対応について、実践報告をもとに検討を試みます。社会に広がる性規範による生きづらさに向き合う実践や、支援現場では少数派になりがちな女性に限定した実践など、「若者の性」に向き合った実践報告をもとに検討します。

■実践報告

小園 弥生さん(男女共同参画センター横浜南/神奈川)
「働きづらさに悩む“ガールズ”支援はどこを目指すのか」

林 恭子さん(ひきこもりUX会議/神奈川)
「「ひきこもり女子会」から考える生きづらさを抱える女性への支援について」

セッション2 2日目 9:30-11:30

分科会H-14-2 若者支援と性の多様性

(LGBTの方に対するアンケート調査報告、現在の支援課題など)

このセッションでは、「性の多様性」をテーマに据え、支援現場における実態と課題について議論を深めます。特に生きづらさを抱えるセクシャルマイノリティへの支援に焦点を当てた実践を募集し、そこから「性」の多様なあり方が認められるような支援の形と社会の在り方を探っていきたいと思います。

■実践報告

長野 香さん(NPO法人SHIP/神奈川)
「セクシュアルマイノリティやその家族、周囲の方への支援の在り方を考える」

(世田谷区男女共同参画担当課/東京)
「平成28年度 性的マイノリティ支援のための暮らしと意識に関する実態調査について」

セッション3 2日目 12:30-14:30

分科会H-14-3 「若者の性」と支援の課題

セッション1・2での報告と議論を踏まえ、コメンテーターからの論点整理・基調提起を行っていただきます。それを基にしながら、個別化・不可視化されがちな「若者の性」に対して、支援現場での関わり方や今後の課題および方向性について参加者全員で考えていきます。

■コーディネーター

辻岡 秀夫さん(NPO法人ゆどうふ)
南出 吉祥さん(岐阜大学)

■コメンテーター

金子 由美子さん(“人間と性”教育研究協議会、NPO法人さいたまユースサポートネット/埼玉)